一体どこで眠ってたの?超希少なランボルギーニ・カウンタックLP400S(初期型)が競売に登場!ブルーカラーは僅か1台のみ&新型カウンタックLPI 800-4にも採用のBlu Notte

世界にはまだまだ極上のコンディションを持つカウンタックが眠っていそうだ

1970年代、当時スーパーカーブームの火付け役にもなったランボルギーニ・カウンタック(Lamborghini Countach、クンタッチ)。

前回、フランスの都市ラ・ロシェルのとある納屋にて、超希少な初期型ともいえるカウンタックLP400ペリスコピオ(Periscopio)が発見され、競売での予想落札価格は日本円にして約1.7億円にもなる?として大きな話題となりました。

そして今回、初代LP400の次なるアップデート版となるカウンタックLP400Sが、2023年2月1日のRMサザビーズオークションに出品されるとのことですが、おそらくLP400Sシリーズでは唯一のボディカラーが採用された超希少モデルとなっています。


ボディカラーはBlu Notte Metallizatoで、LP400Sの初期型(シリーズ1)

こちらが今回、1978年に製造されたというランボルギーニ・カウンタックLP400S。

とても45年前のスーパーカーとは思えないほどのエクストリームなボディスタイルと美しさで、ボディカラーも(当時)唯一採用されたBlu Notte Metallizato(ブル・ノッテ・メタリザート)。

ここ最近のランボルギーニのボディカラーの由来は、古代ギリシャ神話やサーキット名から来た名称が多かったのですが、今回のカラー名称は非常にシンプルで、その見た目の通りメタリックダークブルー。

そしてこの希少なBlu Notte metallizatoは、2022年に発表された新型カウンタックLPI 800-4のカラーラインナップにも展開されていました(正式にはBleu Notteという名称)。

量産車としては世界で最も太いタイヤを履かせていたLP400S

このLP400Sの主な特徴としては、カウンタックのアイコンともいえる外側に張り出したワイドなオーバーフェンダーを装着した初めてのモデルで、おまけにタイヤ規格はフロント205/50R15インチ、リヤ345/35R15インチと、当時としては「世界で最も太い」ピレリ製CINTURATO P7タイヤを装着した初めての車でもありました。

ホイールデザインも、当時はシルバーまたはゴールドのリボルバータイプとなるホイールが採用され、フロントは8.5J/リアは12Jととにかく極太仕様でした。

こうしたスーパーカーに特化したワイドタイヤを採用したことにより、ハンドリング性能は大幅に向上され、コーナリング中の安定性向上はもちろんのこと、ブレーキディスクもφ267mm → φ300mm、リアはφ284mmに拡大することで力強いブレーキング性能を得ることに。

LP400Sでは非常に珍しい「リヤウィングレス」

LP400から大幅に改良・進化したポイントが多い一方で、3号車として導入された希少なウルフカウンタックの評判を参考にしつつ、当時はLP400Sを購入したオーナーのほとんどが設定したというメーカーオプション「V字型リアウイング」は装着されていません。

しかも今回のLP400Sは、前期(シリーズ1)・中期(シリーズ2)・後期(シリーズ3)とラインナップされた中で(計237台生産)、とても希少な前期モデル。

シャシーナンバーは#1121028で、シリーズ1が全て生産された50台のうち14番目に製造されたほぼほぼ初期型になるため、希少性はが増していることは確か(おまけにBlu Notte Metallizatoの個体はこの1台のみ)。

ちなみに初期型になると、LP400ペリスコピオに採用されていたルーフのペリスコープは廃止となり、ホイールも初期専用となる5つ穴付きとなるカンパニョーロ製ブラボーホイールか、OZ製マグネシウムホイールの何れかから選択可能でした。

リヤビューも近未来的且つ角ばったスタイルが男心をくすぐりますし、真後ろから見える極太タイヤの勇ましいこと…

ちなみにリヤエンドのランボルギーニロゴや、”countach S”のロゴバッジも全てブラック仕上げで引き締まりを強化。

2ページ目:エクステリアだけでなくホワイトの内装も新品同様の美しさ?!気になる予想落札価格は?