レクサス新型IS500 F SPORT Performanceの実車を見てきた!やはりのアノ部分は改良されず線キズが残っていた…そして大手中古車サイトでは4台のIS500が1,000万円以上にて販売中

2023-02-01

2023年内には合計1,000台のIS500がユーザー向けに納車されるようだ

2022年8月に発売されたレクサス新型IS500 F SPORT Performance。

絶滅危惧種ともいえる排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載する究極のスポーツセダンということで、その注目度はかなり高め。

初回抽選限定500台のみとなる特別仕様車First Editionが先行にて生産・納車された後、2023年4月以降からカタログモデルとしてIS500 F SPORT Performanceが順次生産される予定でしたが、部品供給不足や半導体の供給不足により、2024年秋頃までの生産台数は僅か500台のみとのことで、結果的に標準グレードも限定500台のみの希少モデルということに。

しかしながら、トヨタ/レクサスの国内市場向けの生産が強化されることにより、標準グレードは2023年7月末までに500台全てを生産することが明らかになったため、もしかするとその後年次改良版として、新たなIS500が販売される可能性も浮上しています。


遅ればせながら、ようやく新型IS500の実車を拝見することができた

IS500が発売されてから5か月以上が経過していますが、遅ればせながらようやく実車を拝見させていただくことになりましたので、内外装デザインの感想・レポートを簡単にまとめていきたいと思います。

今回私が拝見したのは、特別仕様車となるIS500 F SPORT Performance First Editionで、ボディカラーは新色となるチタニウムカーバイドグレー。

フロントマスクは、ビッグマイナーチェンジから大きく変更されておらず、レクサスのラインナップモデルでは最もアグレッシブでクールな顔つきではないかと考えています。

なぜボンネットが膨らんでいるの?

一見して従来のIS300/IS300h/IS350と何ら変わらない?と感じる方も多いのではないかと思いますが、IS500の特徴の一つが、このフロントボンネットのプレスライン。

これは従来の直4ターボや直4自然吸気、そしてV型6気筒自然吸気エンジンよりも、V型8気筒自然吸気エンジン本体に”高さ”があるため、その分のクリアランスを設けるためにボンネットフードを50mmほど高くしているんですね。

これにより、エンジンフード内にはギッチリと大排気量エンジンが搭載されているかのような演出ができ、更に彫刻のような深いキャラクターラインを入れることで、従来モデルとの差別化と本格的なスポーツセダンを印象付けることに繋がっています。

全長も+50mm延伸

サイドビューは非常に伸びやかなクーペセダンという印象ですが、エンジンサイズが大きくなったことも影響して、従来のIS300/IS300h/IS350よりも全長+50mm延伸。

一目見てFRスポーツセダンと区別できるのも、このモデルの魅力の一つでもあります。

特別仕様車専用のBBS製19インチ鍛造アルミホイール

足もとを見ていくと、特別仕様車専用のBBS製19インチ鍛造アルミホイール(マットブラック塗装)を装着し、ホイール締結もハブボルトを採用。

ブレーキキャリパーは対向ブレーキでブラックにペイントされていますが、特別仕様車ではメーカーオプションのF SPORTオレンジブレーキキャリパーが選択できないのは残念。

タイヤ銘柄は、IS300/IS300h/IS350の特別仕様車Mode Blackと変わらないブリヂストン製ポテンザを装着。

リヤクォータービューもかなりの迫力がありますね。

F SPORTグレードがベースになるため、リヤロアバンパーもグロスブラック仕上げで、トランクスポイラーも装着されています。

IS F/RC F/GS F由来の斜め4本出しマフラー

そしてIS500のもう一つの特徴でもあるのが、両サイド斜め2本出しとなるクワッドエキゾーストパイプ。

IS F/RC F/GS F由来のワイド&ローを強調付けるエキゾーストパイプで、純正のままでも十分満足度の高いエクステリアだと思います。

今にも空を飛びそうなアグレッシブな後ろ姿ですね。

リヤテールゲートの左下にあったはずの”LEXUS”ブランドバッジが廃止となったのは残念ですが、リヤテールランプの真上に”LEXUS”のレタリングバッジを貼付しても良かったのでは?とも思ったり。

リヤテールレンズサイドの線キズは全く改善されていなかった

そして今回の外観インプレッションで最も気になっていたのが、リヤテールランプレンズサイドの線キズ。

いわゆる金型成形時に生じる割れ線のことですが、この点はISがビッグマイナーチェンジを行った後からほぼ全ての車両にて確認されているもので、おそらくIS500でも改善されることは無いのだろうな…と思っていたら、案の定上の画像の赤矢印の通り線キズを確認。

特に性能や品質に問題があるわけではないため、トヨタ/レクサス側も金型を再設計する必要性は無いとの判断だと思いますが、一度気になってしまうと目に留まってしまいます。

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