ホンダが2024年春頃に日本発売予定のSUVは新型WR-Vとの噂。新型ヴェゼルよりもコンパクトで、トヨタ・ライズ/ダイハツ・ロッキーに対抗できるか

色々と疑問に思う部分はあるが、WR-Vも中々にカッコ良く日本でも注目されそう

前回のブログより、ホンダは2022年12月のディーラー向け製品研修会にて、2023年~2024年にかけて販売予定となっている新車・新型車の詳細を明らかにしていましたが、その中で気になっていたのが「2024年春頃に発売予定となっている新世代コンパクトSUV」。

このモデルは、日本国内にて生産されるものではなく、どうやらインドの工場にて生産されるコンパクトSUVとのことで、パワートレインはガソリンエンジンのみ、駆動方式は前輪駆動[FF]のみ、価格帯は200万円前後でのラインナップを予定しているそうです。

サイズ感としては、BセグメントSUVの新型ヴェゼル(Honda New Vezel)よりもコンパクトとのことで、おそらくはトヨタ新型ライズ(Toyota New RAIZE)やダイハツ・ロッキー(Daihatsu New Rocky)が競合モデルになると予想されます。


日本市場に導入するモデル名称はWR-V?

現時点で2024年春頃に導入予定の新世代SUVの名称は明らかになっていませんが、自動車情報誌マガジンXさんの報道によれば、どうやらモデル名称はWR-Vになるとのこと。

ちなみにWR-Vは、2022年11月にインドネシア市場向けとして発表されたコンパクトSUVで、いわゆるホンダのエントリーSUVという位置づけ。

ボディサイズも、インドネシアの道路事情を考慮した全長4,060mm×全幅1,780mm×全高1,608mmで、5ナンバーSUVのライズ/ロッキーに比べると少し大柄で3ナンバー化は避けられないものの、トヨタ・ヤリスクロス(New Yaris Cross)や日産の新型キックスe-POWER(Nissan New Kicks)、マツダCX-3といったBセグメント相当の主要コンパクトSUVに十分対抗できるサイズ感。

【各モデルのボディサイズ一覧】

◇ホンダWR-V:全長4,060mm×全幅1,780mm×全高1,608mm、ホイールベース2,485mm

◇ホンダ・ヴェゼル:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,580mm、ホイールベース2,610mm

◇トヨタ・ヤリスクロス:全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm、ホイールベース2,560mm

◇日産キックスe-POWER:全長4,290mm×全幅1,760mm×全高1,605mm、ホイールベース2,620mm

◇マツダCX-3:全長4,275mm×全幅1,765mm×全高1,550mm、ホイールベース2,570mm

WR-Vはインドネシア生産…メーカー製品勉強では「インド生産」との情報だったが?

そこで一つ気になるのは、新型WR-Vの生産元。

本モデルはインドネシア工場にて生産をスタートしていて、現地での販売価格は以下の通りなのですが、2022年末の国内ホンダディーラー向け製品勉強会では「インド生産」と語っていたことから、本当にWR-Vが日本市場向けとして販売されるのだろうか?という疑問も。

インドネシア向けはインドネシア工場にて独自にて製造、インド市場向けもしくは輸出専用としてインド工場でも生産?という可能性も考えられそうですが、この点はまだまだ不明なところです。

【新型WR-Vのグレード別価格帯一覧】

◇E(CVT):271,900,000ルピア(日本円に換算して約256万円)

◇RS(CVT):289,900,000ルピア(日本円に換算して約272万円)

◇RS Honda SENSING(CVT):309,900,000ルピア(日本円に換算して約291万円)

※1ルピア=0.0094円に換算(2022年11月2日時点)

インドネシア市場向けの価格帯は以上の通りとなりますが、おそらく日本市場向けに関しては、ハイブリッドシステムを採用しない排気量1.5L 直列4気筒自然吸気エンジンのみを採用する可能性があることから、エントリー価格で200万円台からのスタートになるのでは?とも推測。

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