1か月足らずで受注受付け終了となった特別仕様車・トヨタ新型GR86 10th Anniversary Limitedの実車を見てきた!なお大手中古車サイトには既に3台が販売されているようだ

今となっては幻となった超希少な特別仕様車GR86 10th Anniversary Limitedを見てきた!

2022年7月に発表され、本来であれば同年7月24日~9月30日まで受注を受付けるはずだったトヨタの特別仕様車である新型GR86 10th Anniversary Limited。

2022年は、主要ラインナップモデルの受注停止や高額値での転売、更には国産スポーツカーが次々発表・発売される奇跡の1年でもあったため、GR86の特別仕様車も当初の計画から1か月以上早めて受注終了となった幻の一台です。

そんなGR86 10th Anniversary Limitedの実車が特別に展示されていたので、早速内外装デザインをチェックしていきたいと思います。


特別仕様車GR86 10th Anniversary Limitedは、フレイムオレンジのボディカラー一択

こちらが今回、特別展示されたGR86 10th Anniversary Limited。

ボディカラーは特別仕様車専用のフレイムオレンジで、トランスミッションは6速MTとなります。

特別仕様車でラインナップされたのは、6速ATと6速MTの2種類のみで、駆動方式はもちろん後輪駆動[FR]のみ、パワートレインも排気量2.4L 水平対向4気筒自然吸気エンジンの一択のみとなります。

価格帯としては以下の通りで、6速MTと6速ATで価格帯が異なるのはトヨタ/スバルぐらい。

◇RZ 10th Anniversary Limited:[6速MT]3,469,000円

◇RZ 10th Anniversary Limited:[6速AT]3,632,000円

フレイムオレンジはポップな印象で、どこかアメ車っぽい雰囲気

改めてエクステリアを見ていきましょう。

フレイムオレンジと呼ばれるボディカラーですが、公式画像で見るよりも少し暗めな印象で、しかし先代86に採用されていたソーラーオレンジとはまた異なるポップさがあり親近感のある色合いに。

これまでのGR86だと、ホワイトカラーやブラックカラー、レッドカラー、ライトブルーカラーなどがありましたが、いかにもスポーティさを演出するかのような色合いより、どこかアメ車のような雰囲気があったり。

ちなみにトヨタディーラーの情報によると、GR86 10th Anniversary Limitedは、全体の約7割が6速MTを選択しているそうで、残り3割が6速ATなのだそう。

具体的な生産台数は明らかになっていないものの、僅か2週間ほどで全国から2,000台近くの先行受注があったとの情報もありますから、もしかすると3,000台は突破しているかもしれませんね。

タイヤは18インチのミシュラン製パイロットスポーツ4

GR86の足元を見ていくと、18インチアルミホイール(マットブラック塗裝/センターオーナメント付)に、タイヤ銘柄はミシュラン製パイロットスポーツ4(MICHELIN PILOT SPORT 4)。

ブレーキキャリパーは、車体重量の軽さが影響してなのか片押しタイプで少し寂しい印象があり、個人的には10周年特別仕様車らしく、ブラックもしくはオレンジのブレーキキャリパーカバーの設定があっても良かったのでは?とも思ったり。

タイヤサイズとしては215/40R18インチと、インチサイズに対してタイヤ幅は少し細目な印象を受けます。

リヤエンドはとてもワイドでボリューミー。

”フ”の字型テールランプは、一目で新型GR86とわかるデザイン意匠で、大きく上方に反り上がったダックテールスポイラーもGR86の良さを上手く演出しています。

リヤテールランプレンズは、クリアタイプというよりもブラックアクセントでボディカラーとのメリハリを付けつつ、立体感を持たせるところは最近のトヨタのデザイントレンドの一つ。

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