またあおり運転か…熊本県にて日産GT-R R35が大型バスに執拗な幅寄せや急ブレーキの妨害行為。大黒ふ頭ではドリフト族が迷惑行為も車が故障して女性を置き去りにして逃走?

これだけ社会問題になり、ドライブレコーダーが普及してもあおり運転が終わらないとは…

2019年8月10日、茨城県守谷市の常磐自動車道で発生したあおり運転事件以降、あおり運転が大々的に取り上げられ、2020年6月には、道路交通法と自動車運転死傷処罰法が改正されました。

道交法においては、あおり運転を「妨害運転」と位置づけ、急ブレーキやハイビームの継続など対象となる違反を10項目定めることとし、5年以下の懲役か100万円以下の罰金が科せるようになりました。

最近の新型車においては、ディーラーオプションではなくメーカーオプションとしてデジタルインナーミラーと一体型のドライブレコーダーがラインナップされるなど、あおり運転への対策が施されるようになりましたが、こういった妨害運転罪による厳罰化や対策が進められていも、全くあおり運転の抑止効果に繋がっていないのが現実です。


熊本県にて発生した日産GT-R R35による執拗なあおり運転

2023年2月5日の午後3時前、熊本県熊本市北区楡木の九州自動車道上り線において、白のスポーツカー(日産GT-R R35)が、大型バスに対して執拗なパッシングや幅寄せ、割り込み、急停車などを行い、最終的にバスがGT-R R35に追突するような流れとなり、大型バスに乗車していた運転手含めて5人が軽いけがをしたとのこと。

あおり運転が始まったのは、大型バスが高速道路のバス停から走行車線に入った直後で、その後ろを走行していたGT-R R35がいきなりあおり運転を行ってきたとのこと。

FNNプライムオンラインの報道によれば、バスが前に進入してきたことにGT-R R35のドライバーが腹を立てたとのことで、そこから恐怖のあおり運転が始まったそうです。

上の画像にもある通り、何度もクラクションやパッシング、幅寄せなどを行い、無理やり大型バスを停車させるようなシーンが見受けられます。

公道上にて強制的に停車させるのは極めて危険

最終的には大型バスの前に割り込み、GT-R R35の強力なブレーキングで停車させ、大型バスが追突して停車、という流れになるわけですが、あおり運転を繰り返した男は追突されたことにも腹を立て、公道上にて車から降り…

男:「何やおい!お前が出てきたけん当たったやろ さっき。ドライブレコーダー付けとるけん 警察呼べよ」

執拗なあおり運転を行ったのは青山真也 容疑者

GT-R R35に乗っていたことで、「自分は何でもできるスーパーマン」と勘違いしていたのか、大型バスもスポーツカーのように自在に操れるマシンと思っていたのかは不明ですが、ここまでの恐怖を与えても「自分は何も悪くない」という態度をとっているのも怖ろしいところ。

なお今回の件に関しては、大型バスを運転していたドライバーが警察に連絡、被害届を提出し、GT-R R35を運転し危険運転傷害の疑いで、熊本市東区新外の自営業・青山真也(あおやま しんや)容疑者(59歳)が逮捕されました。

なお青山容疑者は、「幅寄せや急ブレーキ、パッシングをしたり、クラクションを鳴らしたりした」と容疑を認めているものの、妨害運転罪が適用されたとしても、また同じような運転を繰り返す恐れは十分に考えられるかもしれませんね。

【バスにあおり運転 5人けが スポーツカー運転の59歳男を逮捕】

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