フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスのAピラーは見づらい?運転席からの見晴らしはどうだ?ドリンクホルダーの使い勝手もインプレッション

やはり新型プリウスを検討・納車待ち方からすると、運転席からの見晴らしなどは気になるようだ

2023年2月に私に納車されたトヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)2.0L HEV Z[2WD]。

これまで、本モデルの機能性や気になるポイント、ディスプレイオーディオの不満ポイント、燃費・ガソリン代、高速道路での走行インプレッションなどをお届けしてきましたが、今回は数多くの方からお問い合わせを頂いている運転席からの視界・見晴らしについてチェックしていきたいと思います。

先代プリウスに比べて40mm以上も全高が低くなり、更にAピラーも寝かせ気味になったことで、乗降り性や見晴らしなどは悪化したのではないか?と疑問に感じている方も多いとのことですから、その点も含めてインプレッションしていきたいと思います。


新型プリウスのAピラーは、確かに視界の邪魔になっている

早速、多くの方からお問い合わせを頂いていた新型プリウスのAピラーについて見ていきましょう。

先代に比べて、より滑らかなワンモーションスタイルを採用したこともあり、Aピラーの寝かせ具合、そしてAピラーの長さが視界の邪魔にならないかが心配になる所だと思います。

実際、普段走り慣れた田舎道を走行していると、確かに寝かせ気味のAピラーの関係で視界が広いというわけではなく(むしろ圧迫感がある)、特に交差点では死角になりやすいところ。

信号機の無いT字路の場合、右折する際には左側から車が来ないかどうかをチェックする必要がありますが、そのときにこのAピラーが左側から来る車とカブってしまうため、その場合は姿勢をかなり前のめりにしながらじゃないと確認が難しいんですね。

一方で運転席側のAピラーはこんな感じ。

これも中々大変で、信号のある交差点で右折する際、対向車線から来る車と横断歩道を渡る人を待っているシーンで、Aピラーと歩行者が重なって一瞬みえなくなってしまうことがあるんですね。

そのため、頻繁的に姿勢を変えたり前のめりになったりと上半身を動かすシーンが多いですから、他人からみると「あの人落ち着きないな…」と思われてるかもしれませんね。

ドリンクホルダーの使い勝手は?

続いては、プリウスのドリンクホルダーの使い勝手について。

まだまだ肌寒い季節のため、飲み物も350mL缶やペットボトルではなく、ほんの少し大きめの温かいミルクコーヒー缶(250mL)と、スターバックスコーヒーの紙コップを置いたのが上の画像。

ミルクコーヒーの場合だと、高さの関係で少し取り出しづらいのですが、更にコンパクトな190mL缶の場合だと、今度は保持するための爪の部分が当たらないため、この点は「使い勝手は宜しくないかな…」と思う所。

一方で紙コップの方ですが、サイズはグランデと大きめではあるものの、しっかりとホールドしているので問題なし。

但し、ドリンクホルダーのすぐ手前にエレクトロマチックシフトがあるため、カップを取り出す際にシフトに当たって”D⇔B”レンジに切り替わってしまう恐れも。

今のところ、誤ってシフトに当たってしまうようなことは無いものの、助手席に子供を乗せる場合だと、姿勢を前にして飲み物を取りだすので、そのときに勢いを付けてシフトに当たらないかは心配です。

ドリンクホルダー周りにアンビエントライトなどが無いため、夜間は暗くて見づらい

あと、センターシフト周りやドリンクホルダー周りにアンビエントライトやピンポイント照射するLEDが設けられていないため、夜間時だとドリンクホルダーがほとんど見えないのも不満に感じるところ。

こういった問題を解消するためにも、ドリンクホルダー周りにアンビエントライトを追加できる純正ディーラーオプションの検討を進めたいところです。

2ページ目:運転席に座ったとき、ステアリングホイールでメーターが隠れてしまう問題はどうなった?