えっ、もう?フルモデルチェンジ版・ホンダ新型CR-Vにリコール!助手席のシートが外れて事故につながる恐れあり…ルノー新型キャプチャーやプジョー308などもリコール

2023-02-27

溶接の不具合により、助手席側のシートが倒れて事故の原因に

2022年9月末にアメリカにて発表・発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型CR-V。

ホンダは早くも、このモデル(計98台)を対象にリコールを届け出ています。

不具合内容としては、2023年モデルの新型CR-Vの助手席の溶接が不完全である恐れがあるとして、走行中などにシートが倒れたりするなど、予期せぬかたちで車内で暴れ動くことになり、大事故につながる恐れがあるとのこと。

幸いなことに、リコールの規模は比較的限定されていて、 2022年12月13日~19日の間に製造された新型CR-Vの計98台のみが対象に。

これらの車両には、助手席フレームの外側にフックスプリングがあり、所定の位置にレーザー溶接されるはずですが、車両の製造中、レーザー溶接機の保護レンズが溶接スパッタにより、溶接機の監視システムが阻害され、溶接を適切に仕上げるために必要なレーザー入力を検出して判断する能力が妨げられているそうです。

事故や不具合報告もなく、早期的に対策品へと交換することに

これに対しホンダは、2022年12月にサプライヤーからこの潜在的な欠陥について報告を受け、2023年1月に、サプライヤーは調査の結果をホンダに伝え、2月までに欠陥が連邦安全規則を順守していないと判断。

なお、ホンダはこの問題に関連して死亡・負傷・事故は発生していないとのことで、サプライヤーからの情報により明らかになっているとのことから、未然にトラブルを防げたことは大きかったと思います。

ちなみに、今回の改善措置としては、助手席のシートバックフレームアセンブリを対策品(新品)に交換するとのことで、更にホンダは、サプライヤーがレーザー溶接機の保護レンズと監視システムの管理措置を強化したと報告していて、同じことが二度と起きぬように徹底していくとのことです。


最悪の場合、運転支援が機能しなくなる恐れアリ

続いて、フルモデルチェンジ版・ルノー新型キャプチャー(Renault New Captur)/メガーヌ(Megane)/ルーテシア(Lutecia)の3車種・計194台にリコール。

不具合内容としては、運転支援システムの構成部品であるフロントカメラにおいて、半導体の製造
管理が不適切なため導通不良が発生し、カメラが作動停止することがあるとのこと。

そのため、運転支援システムが機能しなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生していないものの、既に11件もの不具合が報告されており、本国メーカーからの報告により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[メガーヌ]
・7BABBM5P1/VF1RFB000L0815321~VF1RFB00XM0824111/令和2年11月20日~令和3年4月29日/13台

・7BAKBH5H/VF1RFB002M0826757~VF1RFB009M0826741/令和3年4月26日~令和3年5月6日/2台

[ルーテシア]
・3BABJAH5H/VF1RJA000M0817841~VF1RJA00XM0827017/令和2年10月30日~令和3年5月11日/53台

[キャプチャー]
・3BAHJBH5H/VF1RJB000L0816127~VF1RJB00XM0825645/令和2年11月28日~令和3年2月9日/74台

・7BAHJBH5H/VF1RJB000L0816113~VF1RJB00XL0818869/令和2年11月28日~令和2年12月1日/52台

改善措置としては、全車両、フロントカメラを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

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