カーメディア「トヨタ新型センチュリーSUVが2023年秋確定」と報道。ハリアー/RAV4/ハイランダーのTNGA-Kベースで、価格帯は1,000万円~1,500万円?

最初はクラウンスポーツとセンチュリーSUVが混同している?と思っていたが…

2023年のトヨタは、フルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)/プリウスPHEVに始まり、その後は次期40系アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)、クラウン群第二弾でSUVスタイルの新型クラウンスポーツ(New Crown Sport)、新型ランドクルーザー70(New Land Cruiser 70)の再再販、ランドクルーザープラドの後継機種となるランドクルーザー250がデビュー予定となっています。

こうした中、定期的に噂されているのが和製ロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)こと、新型センチュリーSUV(New Century SUV、仮称)です。

既に国内自動車情報誌マガジンXさんでも報じている通り、日本国内にて開発車両もスパイショットされているとのことですが、別のカーメディアでも「2023年秋登場確定!」と報道しています。


新型センチュリーSUVは、TNGA-Kプラットフォームをベースしている模様

まずセンチュリーSUVのコンセプトについてですが、国内自動車情報誌ベストカーさん曰く「パーソナルユースも視野に入れており、具体的にはスポーティに生まれ変わったクラウンに馴染めない、従来型オーナーの乗り換え候補としての役割も担う」とのこと。

センチュリーSUVと聞くと、公用車センチュリーのプラットフォームやパワートレインをベースにした最上級SUVというイメージで、価格帯も2,000万円~3,000万円するような、まさに和製ロールスロイスの最高峰だと考えていましたが、実際は異なるようです。

現段階でラインナップされている新型クラウンクロスオーバー(New Crown Cross)のデザイン性や立ち位置に馴染めないユーザーを対象に、「ぶっ飛んだ価格設定ではなく、国産車独自のラグジュアリー性と他モデルとの差別化を持たせたSUV」という意味合いなのかもしれません。

TNGA-Kプラットフォームを採用したSUVモデルは最低でも4車種ある

しかもプラットフォームベースは、北米市場や中国市場などにて販売されている3列シートSUVのハイランダー(Highlander)のTNGA-Kがベースになるとのこと。

ちなみにTNGA-Kプラットフォームを採用しているSUVモデルといえば、ハリアー(New Harrier)やRAV4、クラウンクロスオーバー、グランドハイランダー(New Grand Highlander)が挙げられますが、これだけSUVがラインナップされているなかで、ラグジュアリー性を重視した新たなモデルを持ち込んでくるあたり、トヨタとしては他メーカーを一切寄せ付けない資金力と商品企画・開発力で差を付けてくるのだと推測。

実際のところ、ラージサイズミニバンであるアルファード/ヴェルファイアが国内市場を独占状態にあるため、センチュリーSUVもそのニッチなすき間を埋めるための一台なのかもしれません。

当初は、「2023年夏頃にデビュー予定の新型クラウンスポーツと混同しているのでは?」と考えたりもしましたが、この後にご紹介するスペックやボディサイズなどを見ると、クラウンスポーツとセンチュリーSUVは全くの別カテゴリーになるようです。

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