トヨタ新型センチュリーSUVの開発車両がスパイショットされ、更に2023年8月にデビューとの噂!新型ハリアー/RAV4/クラウンクロスオーバーと共通のTNGA-K搭載で、エンジンはレクサスLS500hがベース?

本当にセンチュリーを名乗るのかは不明だが、トヨタの上級SUVとしてラインナップされる可能性は高そうだ

2021年1月、中日経済新聞がトヨタのフラッグシップセダンで公用モデルとして話題を呼んでいるセンチュリー(Toyota New Century)級の超高級SUV(以下、センチュリーSUV)を市場投入する計画があると説明し、更に2023年には愛知県内の工場にて生産を始めると断言し大きな話題となりました。

このモデルは、厳密にはセンチュリーをベースとしたSUVではなく、ロールスロイス・カリナン(Rolls-Royce Cullinan)相当の豪華絢爛な内外装デザインを持つわけではなく、あくまでも「トヨタの中で上級SUV」としてラインナップ予定といわれています。

しかも、国内自動車情報誌マガジンXさんが新型センチュリーSUVの開発車両をスパイショットしており、発表時期も2023年8月頃になると説明しています。


新型センチュリーSUVは愛知県のトヨタ自動車・田原工場にて生産されるようだ

自動車情報誌マガジンXさんによって撮影された開発車両では、どうやらボディスタイルはロールスロイス・カリナンのような居住性を確保した水平基調のSUVを意識していて、昨今トレンドにもなっているクーペライクなSUVでは無さそう。

ボディ全体にはカモフラージュラッピングによって偽装されていますが、フロントエンドを垂直にぶった切るようなシャークノーズが採用され、フロントグリルはセンチュリーのような縦型基調、ヘッドライト意匠はカモフラージュの影響もありますが、韓国の自動車メーカー・ヒョンデの高級ブランドであるジェネシスGV80を彷彿とさせるような水平基調の2眼LEDヘッドライトを装備。

アルミホイール意匠はセンチュリーとほぼ同じマルチスポーク

そして足元のアルミホイールに関しても、現行センチュリーを彷彿とさせるようなマルチスポークタイプに大きめのセンターキャップを設けることで、センターロックホイール風のデザインを演出。

ただ、非常に大柄なボディに見える一方で、ホイールベースがそこまで長く見えないことから、マガジンXさんの推測としては2,850mmほどのTNGA-Kプラットフォームが採用されているのではないか?と睨んでいて、そうなると新型ハリアー(New Harrier)/RAV4/クラウンクロスオーバー(New Crown Crossover)/ハイランダー(Highlander)の上級版という位置づけになるのかもしれませんね。

パワートレインはレクサスLS500h/LC500hと同じV6ハイブリッド?

パワートレインに関しては、ハリアー/クラウンクロスオーバーのような排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンや、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンをベースとするのではなく、上級モデルという位置づけを守るためにも、レクサスLS500h/LC500hに搭載される排気量3.5L V型6気筒自然吸気エンジンがベースとなり、更に2モーター式ハイブリッドシステムを設定する可能性が高いとのこと。

ちょっと意外なパワートレインではあるものの、トヨタとしてもセンチュリー相当の上級モデルをラインナップするのであれば、先述のクラウンクロスオーバーやレクサス新型RX350/RX350h/RX450h+/RX500hとの差別化を図るため、各車には設定されないもう一段階上のV型6気筒エンジンを搭載することが最善の方法なのかもしれませんね(センチュリーはフラッグシップモデルあり、公用車という位置づけでもあるので、V8ハイブリッド以上を搭載することは難しそう…)。

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