【価格は1,375万円から】(2024年)一部改良版・日産の新型GT-R R35のグレード別価格帯が判明!2022年モデルから最低「250万円」アップ…Nismo Special editionは更に約2倍の「550万円」アップ!

2023-03-07

一部改良とは言いながらも、見た目や空力、パフォーマンス、スペック維持を考慮したらビッグマイナーチェンジ相当?

2023年1月13日に世界初公開された日産の一部改良版・新型GT-R R35。

厳密には2024年モデルとして発表され、スタンダードモデルや特別仕様車T-Specは2023年春頃、ハイパフォーマンスモデルのNISMOは同年夏頃に発売予定となっています。

何れのモデルも、2023年春頃には正式な発売時期に具体的な販売方法が明らかになる予定ですが、私がいつもお世話になっている日産ディーラーでは、ようやくグレード別価格帯や販売店独自の販売方法が明らかになっています。
※販売方法については、ディーラーによって異なる可能性がありますが、T-Specは台数限定というよりも、販売エリアによって台数の振り分けが決まっている模様(たぶん転売抑止のため)


今回の新型GT-R R35は、どこかスカイラインGT-R R34を彷彿させるようなデザイン

2024年モデルの新型GT-R R35のグレード別価格帯をチェックする前に、まずは今回の変更ポイントを見ていきましょう。

今回の一部改良では、スタンダードモデルやハイパフォーマンスモデルNISMO共にエクステリアを刷新することでエアロダイナミクスを向上。

フロント・リヤバンパーやフロントグリルが大幅に変更され、VモーショングリルからスカイラインGT-R R34のような懐かしみを感じるデザインになっています(ミレニアムジェイドのボディカラーも手伝って余計にR34っぽい)。

フロント・リヤスポイラー含め、フロント周りは2022年モデルから刷新されたことで空力向上と冷却性能をアップし強力なダウンフォースを発揮。

ちなみに大胆に変更されたリヤのスワンネックウィングは、ただ単に見た目を変更させるだけでなく、ウィング面積を拡大することでダウンフォース量を増加。

そして特別仕様車T-Specにおいては、専用のレイズ製鍛造アルミホイールやカーボンセラミックブレーキを標準装備することで、ブレーキング性能を高めるだけでなく、ばね下重量を1台あたり12kgも軽くするなど改良が施されています。

東京オートサロン2023にて実車が公開されるまでは、まさかここまで大幅なデザイン変更が施されるとは予想もしておらず、個人的には一部改良ではなくビッグマイナーチェンジ相当の変更レベルだと考えています。

一目でわかるデザインとユニークなシグネチャーランプ

真正面から見てみるとこんな感じ。

シグネチャーランプは水平基調ではなく、トヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)の薄暮灯やフォルクスワーゲン新型ゴルフ8 GTI(Volkswagen New Golf)のLEDを彷彿とさせるものがあり、一目で2024年モデルとわかるレベル。

新型GT-R R35 NISMOはサーキットモデルような仕上がり

そしてこちらが、ハイパフォーマンスモデルとなるNISMOと特別仕様車NISMO Special edition。

レッドのディテールアクセントで躍動感が伝わってくるフロントリップスポイラーや、まるでレーシングカーと思わせるようなカーボンファイバー製テクスチャーとリヤディフューザーを採用することにより、空気を取り入れる量は+3.8%増加。

もはや公道を走るスポーツカーというよりも、サーキットにてその真価を発揮できるようなハイレベルな空力パーツへとアップデートしているため、この見た目を一つ一つ見ていくだけでも「とんでもなく価格アップしてるんだろうなぁ…」と思わせるほど。

騒音規制に対応した新設計マフラーで更にコストアップ

エンジン性能においても、昨今の厳しい排ガス規制や騒音規制をクリアしつつ、2022年モデルから何ら変わらないパフォーマンスを提供しているところも注目で、その背景には国内専用の新設計となるマフラーをインストール。
※排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、スタンダードモデルは最高出力570ps/最大トルク637Nm、NISMOは最高出力600ps/最大トルク652Nmを発揮

この専用マフラーは、低速域においても2022年モデルより排気音を抑え、加速していくことで吹き上がりを感じられるようなジェットサウンドを提供。

もちろん、こういった演出や騒音規制フェーズ2に対応するためには、タービンブレードをモチーフにしたレゾネーターを採用し、マフラー素材もPure editionからチタン製を採用しているので、その分のコストも大幅に上がっていることは言うまでもありません。

2ページ目:驚くべき新型GT-R R35のグレード別価格帯は?2022年モデルからどれだけ価格アップした?