フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ヴォクシーの燃費はやっぱり良いな。下道&中距離移動での実燃費は「21km/L以上」で、今後気温も上がって活用頻度も増えそうだ

色々と言いながらも、やっぱり新型ヴォクシーはファミリーカーとしては十分すぎる一台だ

2022年3月に私に納車されて、もうすぐ1年が経過しようとしているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)ハイブリッドS-Z[2WD]。

冬場はほとんど活躍しなかったものの、ようやく雪解け&外気温も高くなってきたため、これか活躍する機会も増えてくるかと思います。

今回は久々に、ヴォクシーのシートポジションやアイポイント、サイズ感に再び慣れるため、下道メインで約70km走らせることに。

ヴォクシーは長距離移動&家族旅行メインで活用することが多く、おそらく総走行距離の7割以上が高速道路だと考えていますが、久々に下道で走らせてみての走りや乗り心地、実燃費もチェックしていきたいと思います。


ミドルサイズミニバンでは十分な乗り心地

まずは乗り心地についてですが、17インチタイヤアルミホイールを装着しての乗り心地としてはマイルドな方ですが、納車された当初から印象は変わらず、後方からの突き上げが目立つものの、ミドルサイズミニバンという立ち位置で考えると妥当。

街乗り用として活用している新型シエンタ(New Sienta)に比べると、車内空間を広く確保しているヴォクシーの軋みやねじり剛性の弱さが顕著に表れているものの、不快に感じるような乗り心地か?と云われるとそういったことは無し。

【500万vs300万!?ヴォクシーとシエンタで乗り心地対決!エントリーミニバンとミドルサイズミニバンの違いは?【VOXY】【SIENTA】甲乙付け難い】

ちなみに上の動画では、私がいつもお世話になっているフォトグラファー&クリエイターのYKTV【photograph】【car】チャンネルに協力していただき、ヴォクシーとシエンタの乗り心地について比較していますが、踏切やグレーチングを通過したときの衝撃の大きさはヴォクシーの方が上であることがわかります。

競合のステップワゴンと比較しても、トヨタ・ノア/ヴォクシーは合格点を目指している車なのがわかる

続いて、競合モデルのホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)と比較すると、突き上げや走行中の振動はヴォクシーの方が大きいと記憶していて、ロングドライブ時のハイレベルな快適性などに主眼を置いていて、ホンダのデザインの方が好みという方にはステップワゴンをおススメしたいところ。

ヴォクシーの場合は、全ての分野において80点以上を目指すのではなく、全体のバランスを良くするために「60点~70台」の合格点を目指した一台なのだと推測。

バランスの良いオールラウンダーなミニバンを目指したことで、装備面はステップワゴンを圧倒

実際のところ、上述の乗り心地や快適性に加え、加速レスポンスやステアリングフィール、安定感というところでもステップワゴンの方が勝っているものの、ヴォクシーの性能が決して悪いというわけでもありません。

その代わり、様々な面で平均点以上を狙うというオールラウンダーな側面があることを武器に、ステップワゴンには設定されないヘッドアップディスプレイ[HUD]やプロアクティブドライビングアシスト[PDA]、ステアリングヒーター、トヨタチームメイト・アドバンスドドライブ&アドバンスドパークが設定されていますから、中々こういった充実した装備を持つミニバンも珍しいと思います。

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