こんなカスタム見たことない!世界に一台しか存在しないミニJCWのワンオフカスタムを見てきた!カラーラッピングは何と新型フェアレディZ(RZ34)のイカズチイエローがモチーフ
世界に一台しか存在しないワンオフカラーラッピングのミニJCWは想像以上にカッコ良かった
私がいつもお世話になっている友人にミニJCW(MINI John Cooper Works)が納車され、更に複数の業者さんとの打ち合わせの末、ベースから大幅に変化したカスタムモデルが仕上がったとのことで、早速実車を拝見させていただくことに。
オーナー様曰く、今回拝見させていただいたミニJCWは世界に一台しか存在しないワンオフカラーラッピングにて仕上げられていて、更に細部に渡ってもアクセントが追加されるなど、その見た目はポップでありながらもスポーティ。
純正のエクステリアからどのように変化したのか、「なぜそのカラーラッピングにしたのか」なども含め、早速内外装デザインをチェックしていきたいと思います。
オーナー様に納車されたミニJCWの純正カラーはゼスティイエロー
こちらが私の友人に納車された当時のミニJCW。
ボディカラーはゼスティイエローと呼ばれるグリーンとイエローの中間的でカジュアルな色合いに、トップルーフがブラックにペイントされた2トーン仕様(天井にはJCWのデカールも貼付)。
ここからラッピング業者との度重なる打合せの末、約2か月ほどかけてオリジナルワンオフラッピングを施工したとのことですが、そのラッピング後がコチラ。
少し遠目からだと分かりづらいと思いますが、フレーク入りのイエローカラーにフルラッピング。
しかもこのモデル、細部に渡ってオーナー様の強いこだわりが詰まっているので細かくチェックしていきましょう。
カラーラッピングのモチーフは新型フェアレディZ(RZ34)のイカズチイエロー
まずはこのフレーク入りのイエローカラーですが、先程の純正ゼスティイエローに比べるとかなり明るい印象に仕上がりましたね。
オーナー様によると、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)にラインナップされているイカズチイエローをモチーフにしているとのこと。
こちらがフェアレディZ(RZ34)のイカズチイエロー。
実際にラッピング業者もこのボディカラーを拝見した上で、ワンオフ仕様のイカズチイエロー風カラーラッピングを作成したとのことですが、業者さんもこのワンオフラッピングを作成すること自体全くの初めてだったそうで、実物が完成するまでに2か月以上の期間を要したのも納得。
何度もトライ&エラーを重ねた結果、ここまで魅力的なカラーラッピングに仕上げたことも凄いことですが、何よりも間近でみた時のラッピングの施工技術は素晴らしく、パネルとパネルとのつなぎ目のところにもイカズチイエロー風の色合いが入り込んでいて、パッと見ではラッピングとは思えないほどの仕上がり。
純正のレッドも全てオリジナルラッピングのレッドに変更!その理由は?
そしてこちらはサイドビュー。
コンパクトなボディながらも、筋肉質な印象を与えるミニJCWですが、フロントスポイラーやサイドスカート、リヤディフューザーを装着することでよりマッシブに。
そしてレッドのディテールアクセントが追加されていますが、これもオーナー様の強い拘りで、純正のレッドカラーだと少し暗いために、少し明るめのレッドカラーにラッピングしているとのこと。
まさか標準のレッドアクセントのディテールから、更に明るめのレッドのラッピングを施工するとは…普通はそのようなカスタムは思いつきもしませんが、他に所有するフェラーリ812スーパーファスト(Ferrari 812 Superfast)のクレバーなエアロラッピングから着想を得てカスタムしているとのことで、オーナー様の強いこだわりと愛着心が感じられますね。
ちなみにドアサイドの水平基調デカールや、レーシングナンバーを彷彿とさせる”15”、そしてミニのロゴも全てオリジナルラッピングで施工するほどの拘り。
ちなみにこれらのラッピングも、純正ライクをテーマにしていることもあって、純正から大きく外れることなく、純正っぽく見せるように個性を引き出すカスタムのため、この辺りはオーナー様のセンスとこれまでの経験がポイントになってくると思います。
2種類のブラックとレッド、そしてイカズチイエロー風の4色がここまでナチュラルとは…
この何気ない一枚ですが、フェンダーは純正そのままの無塗装ブラックの樹脂モールディングに対し、各種パネルはイカズチイエロー風にラッピング、そしてサイドデカールの艶有りブラックとレッドアクセントなど、このエリアだけで4色が使用されていることにも驚きだと思います。
足もとには何とも珍しいメーカーオプションのY字スポーク18インチアルミホイール(切削光輝+グロスブラック)に、タイヤ銘柄はピレリ製P ZERO(205/40 R18インチ)。
リヤも一切抜かりなき刺激的なカスタム
リヤエンドも見ていきましょう。
これまた過激な…
オプションエアロのリヤディフューザーにレッドラッピングのディテールを追加することでグラフィック感を演出。
マフラーは純正のセンター2本出しですが…
さりげなくカーボンファイバ調マフラーカッターもインストール。
エアロパーツはカーボンファイバ素材なのに…?
あとこれも驚きだったのは、フロントスポイラー・サイドスカート、リヤディフューザーのエアロパーツは全てカーボン素材なのに対し、敢えてその上からグロスブラックにラッピングするという変態カスタム。
カーボンを露出することで特別感を演出するのが従来の流れ思いますが、敢えてカーボンを見せないところに思い切りの良さが感じられます。
フロントリップスポイラーも同様のグロスブラックラッピングですが、更にその上のリップもゼスティイエローからグロスブラックにラッピング、そしてその上のメッシュグリルもグロスブラックの社外パーツを装着するなど、一つ一つが丁寧で個性が光りますね。
全く違和感のない英国のマグネットシート。
純正のディーラーオプションでもなく、Amazonで500円ほどにて購入したそうですが、こういった細かいところのオリジナルカスタムもユニークですし遊び心もあります。