これ一体いくら?日産スカイラインGT-R R32が競売に出品!何とR34のエンジンにスワップして改造→500馬力へとパワーアップ!予想落札価格は1,000万円ぐらい?
「25年ルール」をクリアした日本製スポーツカーたちは、どんどんとアメリカへ輸入されていくようだが…
日本製スポーツカーのなかでも高値で取引されているのが日産スカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)。
アメリカの一部地域にて独自に設けられた「右ハンドル仕様の車は、製造後25年間はアメリカへ輸入できない」という謎の「25年ルール」と呼ばれるものがありますが、今回そのルールをクリアし、アメリカにて正規に輸入されたスカイラインGT-Rが競売に出品されています。
今回出品されているのは、1990年式のスカイラインGT-R R32になりますが、特別に改造された一台で、予想落札価格は1,000万円を超えるのではないかと予想されています。
スカイラインGT-R R32のなかでも、特別に改造されたR32のようだ
こちらが今回、海外のオークションサイトBring A Trailerにて出品されている1990年式スカイラインGT-R R32。
販売元は、アメリカ・イリノイ州ガーニーのSDR Garageで、シャシーナンバーは「BNR32011269」、走行距離は64,000マイル(約10.3万km)とそこそこ走り込まれています。
このモデルは、2016年にSDR Garageが日本から正規で輸入したモデル(1990年式なので、2015年に25年ルールが解禁)とのことですが、右ハンドルのレイアウトはそのまま、特に目立ったキズや事故による損傷なども無く、コンディションとしてバッチリ。
ボディカラーはガングレーメタリックと渋めの色合いに、足もとはゴールドペイントされたアルミホイールを装着。
見るからに純正ノーマルではないエクステリアですが、Bring A Trailerの情報を見ていくと、Greddy製のリヤフェンダースカートや、Nismo N1スタイルのフロントバンパーカバーを装着し、足もとにはADVAN製18インチGTレーシングホイール+ナンカン製スポーツネックスAR-1タイヤを装着。
ちなみにABSシステムと4輪ステアリングシステムも取り除かれ、ドライビングエクスペリエンスが向上しているとのことですが、どうやらサーキット仕様に改造されているようです。
この他の社外パーツリストは以下の通り。
◇SPLチタンシリーズのフロントテンションロッド
◇Stanceカスタムバルブ付きZR1車高調
◇GT Techアッパーコントロールアーム
◇アフターマーケットのブレーキダクト
◇ブレーキライン
◇EBCのフロント・リアローター
スカイラインGT-R R34のエンジンへとスワップ&改造し最高出力500hp超え!
そして個人的に気になったのがエンジン。
R32世代の直列6気筒エンジンではなく、R34世代の排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒エンジンにスワップされ、新しいターボチャージャーや86.5mmピストン、Tomei Poncamsカムシャフト、ACLベアリング、ARPメインベアリング、シリンダーヘッドスタッド、HKSインタークーラーなどを搭載することで、最高出力500hp”超え”、最大トルクは542Nmを発揮するとのこと。
これだけのパワーに対応するには、Nismo Super Coppermixツインプレートクラッチと、独自に設計された5速MTがインストールされ、更に新設計のATSハイブリッドカーボン・フロント・リアリミテッドスリップデフ(LDS)、東名製エキゾーストシステムを装備しています。
この他の装備リストは以下の通り。
◇インジェクターダイナミクスID1050-XDS燃料インジェクター
◇Walbro E85 燃料ポンプ
◇Radium Engineeringフューエルレール/ダンパー/サージタンク
◇バウンダリーレーシング・オイルポンプ
◇PRPビレットオイルポンプバッキングプレート
◇TFワークス・オイルパンエクステンション
◇東名オイルパンバッフル
◇Leak-Spec オイルキャッチカン
◇アキュサンプオイルアキュムレータ
◇Koyoラジエーター&オイルクーラー
◇スパル製エレクトリックファン
◇PRPスマートイグニッションコイルキット
◇Go Fast Bitsブローオフバルブ
◇N1仕様ウォーターポンプ
◇ニスモエンジンマウント/ミッションマウント