遂に内装が見えた!(2024年)一部改良版・レクサス新型LCが一足早く欧州にて発表!世界初のインクリメンタル・フォーミングカナードを採用…日本仕様もリモートタッチ廃止へ
欧州市場向け新型LCの特別仕様車では、世界初の「インクリメンタル・フォーミングカナード」を採用
レクサスのフラッグシップクーペモデルとしてラインナップされているLC500/LC500h/LC500コンバーチブル。
以前、2023年モデルで生産並びに販売終了との噂が浮上していましたが、2024年モデルも国内市場だけでなく欧州市場でも販売されることが明らかとなり、しかも今回は欧州市場向けが一足早く世界初公開されています(発売時期は2023年5月予定)。
2024年モデルの一部改良版・新型LCでは、特別仕様車ともいえるアルティメット・エディション(Ultimate Edition)が導入されるとのことで、本モデルの内外装デザインに加え、世界初となる「インクリメンタル・フォーミングカナード」を標準装備するとのこと。
(2024年)新型LCの内外装デザインをチェックしていこう
こちらが今回、欧州レクサスが公式公開した新型LCアルティメットエディションのエクステリア。
グレードはLC500コンバーチブルがベースになっていますが、LC500/LC500hのクーペモデルをベースにした特別仕様車もラインナップしているそうです。
本モデルでは、上質な日本の磁器を模した艶消しの白銀白塗装(マット白銀ホワイト)が採用され、ファンシーカラーはLFAからインスパイアされたサテンラッカーのトップコートと、ブラックのアクセントがコントラストをなしています。
フロントバンパーと一体型のインクリメンタル・フォーミングカナード
そしてこちらがフロントマスクの一部になりますが、従来のLCと一線を画すために、世界初となるインクリメンタル・フォーミングカナードを採用。
これはエアロエレメントの一種で、ほぼすべての車に取り付けられているのではなく、フロントバンパーと一体型になった専用パーツ。
フロントカナードと聞くと、ディーラーオプションの外付けパーツをイメージしますが、このインクリメンタル・フォーミングカナードはフロントバンパーと一緒に成形されるため、外付け感も無くスマート。
つまり、この専用モデルのために「専用の金型を準備」したということになりますが、その費用もかなり高額になると予想されます。
もちろん、ただ単にスポーティな見た目にするだけでなく、より良いハンドリングと安定性を向上させるためにフロントの揚力を減らして、空気の流れを助ける機能的な役割を果たしています。
クーペモデルではカーボンファイバ製リヤウィング(格納式?)を装着する模様
ちなみに、アルティメットエディションのクーペモデルの画像は未だ公開されていませんが、どうやらブラックに塗装されたカーボンファイバー製リアウィングが装着されているとのことで、コンバーチブルモデルとはまた違ったスポーティさが演出されているのだと思われます。
遂に新型LCの内装が世界初公開!
続いてインテリアも見ていきましょう。
内装テーマは、武士の甲冑に使われる糸をイメージしたカチブルー(Kachi-Blue)をあしらい何ともミステリア。
ちなみ「カチブルー」というのは、「勝色(かついろ)」のことを指していて、紺よりもさらに濃い、黒色に見えるほどの暗い藍色のことを意味します。
別名では「かちいろ」「かちんいろ」とも呼ばれ、色名の「かつ」は、藍を濃く染み込ませるために布などを搗かつ(叩くの意)ことからきており、「搗色」「褐色」の字があてられました。
画像では少し確認し辛いですが、この特別仕様車に限りシリアルナンバーをシフトノブ前のアルミプレートに設け、更なる特別感を演出。
そしてドアパネルとセンターコンソールには、「Limited Edition」の文字とアルカンターラの表面が施されたスカッフプレートも採用されています。