転売目的が露呈?トヨタ新型ランドクルーザー300/ランクルプラドの予約キャンセルが増加中。新型ハリアー/RAV4の納車→即売却&オークション出品も増えているようだ

2023-04-18

トヨタ新型ランクル300だけでなく、ランクルプラドやハリアー/RAV4も?

なおこの予約・注文キャンセルですが、かなり厄介なのがトヨタ新型ランドクルーザー300だけでなく、一部改良&特別仕様車マットブラックエディションが追加設定されたランドクルーザープラド(Land Cruiser Prado)も同様に起きていること。

こちらも発売以前から「1年以上の長納期」「受注停止目前」といった転売要素MAXの状態から受注が殺到したものの、2023年1月以降から納期が6か月以上も大幅に短縮され、予想だにしないタイミングで納車されている方も多数。

関東や関西、中部エリアなど、積雪に影響しないところは特に問題ないかもしれないですが、降雪エリアともなると、急きょスタッドレスタイヤを準備しなければならないところも多かったでしょうし、豪雪の影響で輸送が遅れたり、積雪でヤードに駐車できないなど、マンパワーなどの物理的なな問題もあったのではないかと思います。


ランクルプラドやハリアー、RAV4は転売・輸出に関する誓約書が無いことから、すぐに売却・オークションに出品する方も

これはランドクルーザープラドに限った話ではなく、主要モデルの新型ハリアー(New Harrier)/RAV4も同様で、2022年末までは納期未定・1年以上でいつ頃納車されるかもわからない状況でしたが、2023年4月時点では受注停止しているものの、同年秋頃までにはバックオーダー分を捌き切れるペースに来ているとのこと。

こうした大幅な納期短縮も影響してなのか、中古車市場では以前の中古バブルが弾けてしまい、買取価格も新車販売価格を下回る状況となっています(現状が正常な状態であり、2022年末までが異常だった)。

ランドクルーザー300やランドクルーザープラドほどではないものの、新型ハリアー/RAV4の予約キャンセルも増えつつあるようですが、多くの方が残価設定もしくはディーラー or 銀行ローンにて契約し、納車後に買取業者やオークションにすぐ出品する方も少なくないとのことで、販売する側も複雑な気分にあるようです。

今後もランドクルーザー300を中心に、納期短縮・生産数増に伴って再びキャンセル組が増えるのかは不明ですが、そもそも全体のバックオーダーに対して本当に欲しいと考えているユーザーが全体の何割いるのか、そのうち投機目的で購入しているユーザーが何割ぐらいなのかも興味があるところです。

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