一体いくらになるんだ…日産スカイラインGT-R R34 Mスペック・ニュルが競売に出品へ!僅か144台しかミレニアムジェイドに塗装され、予想落札価格は6,000万円超えか

もはやスカイラインGT-Rは、車・スポーツカーというよりも芸術作品に近くなってきたな

日産の2ドアスポーツクーペでお馴染みとなるスカイラインGT-R(Nissan SKYLINE GT-R)。

その中でも高い人気と高額値で取引されているのがスカイラインGT-R R34となりますが、映画「ワイルド・スピード」にてブライアン・オコナーが乗っていたことで大きな注目を浴びた一台です。

その一方で、日本国内では盗難被害も少なくはなく、アメリカの一部地域にて規制されている、右ハンドル仕様は製造から25年が経過しないと輸入できない「25年ルール」なるものが存在し、その規制がクリアされたとき、日本に眠っていたスカイラインGT-R R34たちが一気にアメリカへと輸入され、数千万円から1億円にて取引されるのでは?とも噂されています。

もはやスポーツカーというよりも、クラシックフェラーリのような美術品・芸術品扱いとなっているスカイラインGT-Rですが、今回そのなかでも希少な特別モデルが海外の競売にて出品されています。


ミレニアムジェイドにて塗装されたMスペックニュルは、僅か144台しか製造されなかったようだ

こちらが今回、海外オークションサイトBring A Trailerにて出品されている2002年式の日産スカイラインGT-R R34 Mスペックニュル(Nissan SKYLINE GT-R R34 M-Spec Nur)。

2027年にはアメリカ独自の25年ルール輸入規制が解禁され、1億円以上にて取引されるのではないか?とも噂される一台で、販売元はアメリカや日本のカーショップではなくオーストラリア・メルボルンのカーショップ。

本オークションサイトの情報によると、Mスペックニュル自体は285台しか製造されておらず、ミレニアムジェイドにてペイントされたMスペックニュルは僅か144台のみとのこと。

そして今回の個体は、285台中222台目に製造されたそうで、内外装共に汚れや劣化の少ないコンディション。

走行距離は53,000kmで定期的な点検も

シャシーナンバーとしては「BNR34-403783」で、走行距離は53,000kmと結構走り込まれていますが、ディーラーでの定期的なメンテナンスも実施しているとのこと。
※左リヤクォーターパネルにキズがある模様

上の画像はサイドビューになりますが、足もとには18インチのニスモLMGT4ホイールとコンチネンタル製コンチスポーツコンタクト3タイヤが装着されています。

日産伝統のRB26DETTを搭載し、エンジン出力は300馬力超えとの噂も?

パワートレインは、ニュルスポーツ仕様にモディファイされた日産の伝統的な排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は当時の日本の自主規制値となる280psを発揮しますが、実際のところは300ps以上を発揮していたのでは?との情報も。

新しいエンジン制御モジュールがメタルヘッドガスケットと一緒に取り付けられ、カムシャフトが変更・アップグレードされました。

またアルミ製ラジエーターやアップグレードされたインタークーラー、サポートオイルクーラー、アップグレードされたエンジンマウント、エアインテークなどニスモからの専用パーツを装備。

駆動方式は、電子制御付のリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)を備えるATTESA四輪駆動[AWD]のみをラインナップし、トランスミッションは6速MTのみ、あとはニスモスポーツクラッチやReimaxエキゾーストシステムもインストールされています。

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