フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンで下道 往復100kmインプレッション!相変らずのハンドリング性能で、燃費は驚きの「23km/L」以上

新型ステップワゴンは快適性だけでなくハンドリングも堪能できるユニークなスポーツミニバン?

2022年6月に納車されて、もうすぐ11か月が経過しようとしているホンダのフルモデルチェンジ版・新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)[2WD]。

走行距離は6,000km超えとそこまで距離は伸びていませんが、ゴールデンウィーク期間中に高速道路をメインとした往復1,600km以上の長距離移動が待っているので、久々にステップワゴンを長時間堪能していきたいところ。

前回のブログでもお伝えしましたが、ようやくミドルサイズミニバン御三家となるトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)や日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New SERENA e-POWER LUXION, C28)が揃い、今後3台並べての比較を行っていきたいところですが、2列目~3列目シートの使い勝手と快適性においては、今のところステップワゴンに軍配が上がっています。

そして今回は、長距離移動の前段階として所要も兼ねて往復100kmほどの下道(街中+郊外)移動でステップワゴンを活用することになったため、そのときの実燃費と走りについてインプレッションしていきたいと思います。


下道(街中+郊外)メインの実燃費をチェックしていこう

こちらが新型ステップワゴンe:HEV SPADA PRMEIUM LINEの往復 約100km走らせての実燃費。

上の画像は、ホンダオーナーズアプリHonda Total Careのドライブノートから抽出したデータとなります。

下道(街中+郊外)メインとはいえども、ミドルサイズミニバンではかなり優れた燃費性能だと考えていますが、それでも区間燃費で23km/Lを超えてくるとは…

【新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEの往復 約100km実燃費】

[往路①]
・走行距離:15.4km
・平均燃費:18.2km/L
・ガソリン消費量:0.8L
・走行時間:31分

[往路②]
・走行距離:27.6km
・平均燃費:23.9km/L
・ガソリン消費量:1.2L
・走行時間:39分

[往路③]
・走行距離:5.2km
・平均燃費:24.9km/L
・ガソリン消費量:0.2L
・走行時間:9分


[復路①]
・走行距離:45.3km
・平均燃費:23.8km/L
・ガソリン消費量:1.9L
・走行時間:64分

[復路②]
・走行距離:9.5km
・平均燃費:22.3km/L
・ガソリン消費量:0.4L
・走行時間:25分

ちなみに往復ともに信号や車通りの少ない郊外がほとんどで(GW期間中は大通りや国道はとにかく渋滞が多い)、特に復路①はアップダウンのある峠がほとんどなので、それでもアクセルオン・オフの多いポイントで23.8km/Lの実燃費は驚異的。

総合的に見てもステップワゴンの完成度はかなり高い

走行モードとしてECON(イーコン)のみの設定ですが、重厚感のあるミニバンをものともせずに引っ張り上げるようなシステムトルクの安定感に加え、ワインディングではロールし辛いコーナリング性能で気持ち良く走れるのもホンダらしいところ。

ステップワゴンでは、ステアリングの操舵量に応じて切れ角を変化させるVGR(可変ステアリングギアレシオ)の設定が無かったと記憶していますが、まるでVGRが搭載されている?かのような安定感、そしてどこへでも走っていけそうな快適感から、改めて「ステップワゴンは良く出来てるな…」と再認識。

ミドルサイズミニバン御三家のトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)や日産の新型セレナ(Nissan New SERENA, C28)と比較すると、快適性や走りの面において、(好みは分かれるかもしれないのですが…)あくまでも3台所有する私のなかではステップワゴンがレベル高めだと考えています。

2ページ目:新型ステップワゴンは快適性だけでなくハンドリングも絶妙?