フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ステップワゴンで下道 往復100kmインプレッション!相変らずのハンドリング性能で、燃費は驚きの「23km/L」以上

快適性だけでなくドライバーズカーを意識した設計もホンダの強み

ホンダ新型ステップワゴンe:HEV SPADA PREMIUM LINEでは、足もとに17インチタイヤアルミホイールを装着していますが、ちょっとした段差を通過する時の突き上げが抑えられていて、この点もヴォクシーやセレナに比べてると小さめ。

先代のプラットフォームをベースにした改良版といえども、段差を通過したときや路面電車のゴツゴツとした線路を通過したときの衝撃の抑え方とフレームのきしみの小ささ、そして上下にばたつかないロールの少なさとねじり剛性の高さは相変わらずステップワゴンの良きポイントで、子供が本モデルを好む理由もよくわかるところ。

そして峠を下るときには、パドルシフトならぬ減速セレクターがあるおかげで、「いま車を操作している」という運転の楽しさが感じられるのも魅力の一つで、この点はドライバーズカーを意識したホンダの個性が光るポイントだと考えています。


ホンダの通信関係のアップデートは一刻も早く改善を求む

今回は、あくまでも下道メインで走らせた際に感じた良いポイントをメインにピックアップしていきましたが、一方で約11か月所有して常々不満に感じていたのが、ナビゲーションディスプレイの精度と使い勝手の悪さ。

特にナビゲーションディスプレイのGPS精度はポンコツレベルだと考えていて、定期的なGPSロスト(位置ズレ)はもちろんのこと、他に所有する新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)でも経験したのですが、自身で走らせている車両はコーナリングを通過しているのに、ナビはコーナリングせずにそのまま突き破ってコースアウトするという…何とも心臓に宜しくない不具合が複数生じたり。

あとは、ここ最近SDカードでの音楽再生が上手くいかず、途中で曲がストップしてしまうこともありますし、Bluetoothの接続が上手くいかずに、ハンズオフ通話ができなかったりと、通信関連の不具合が非常に多いのが気になる所。

この点については、新型ステップワゴンだから、というよりもHonda CONNECT全体でいえるかもしれませんね。

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