フルモデルチェンジ版・トヨタ新型タコマが遂に世界初公開!新グレード・トレイルハンターはアウトドア向き?サスペンション風のユニークなシートも
遂にミドルサイズピックアップトラックの新型タコマが世界初公開!
トヨタのミドルサイズピックアップトラックでお馴染みとなるタコマ(Toyota Tacoma)。
遂にこのモデルの次期型が2023年5月19日に世界初公開されました。
2024年モデルとなる新型タコマは、エントリーグレードSRから始まり、オフロード&スポーツ志向のTRD Pro、そして最新グレードとなるトレイルハンター(Trailhunter)含めた全8グレードがラインナップされ、更にアウトドアやマリンスポーツ、ウィンタースポーツなどにも適したアクセサリー類(ディーラーオプション)を計100種類以上ラインナップするなど、まさにアメリカ市場にマッチした一台となっています。
今回は、最新グレードとなるトレイルハンター含めた新型タコマの内外装デザインやスペックなどをチェックしていきましょう。
新型タコマのエクステリアを見ていこう
こちらが今回公開された、フルモデルチェンジ版・新型タコマ。
フロントマスクは、上位モデルの新型タンドラ(New Tundra)や新型セコイア(New Sequoia)の兄弟車種といったイメージで、涙目風のエアインテークが印象的。
グレードとしては最上級のTRD Proで、アグレッシブでオフロード志向なエクステリアが特徴的です。
2ドアのエクストラキャブと、4ドアのダブルキャブの何れかから選択可能
ボディスタイルは、4ドアのダブルキャブピックアップトラックで、ボディカラーはホワイト系にブラックルーフやアクセントが加味されたデュアルトーンを設定しています。
なおボディスタイルについては、2ドアタイプのエクストラキャブ(XtraCab)と、4ドアタイプのダブルキャブ(Double Cab)の2種類から選択できるとのことで、この辺りはその人のライフスタイルに合わせた選択ができるのは魅力的。
そして、オフロードピックアップトラックとしてはちょっと珍しいフロント・リヤオーバーフェンダーがグロスブラック仕上げで、この点はオフロードというよりも都会派チックな印象を与えてくれる見た目になっていますが、これもおそらくグレードによって無塗装ブラックの樹脂が設定されているものもあると予想されます。
こちらはリヤクォータービュー。
縦型基調の四灯式テールランプや、TRD Proのエンボス加工、そして約1,830mmものロングベッドを備えています。
エンジンは排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+i-Forceがベース
パワートレインについては、新型タンドラのように排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンをベースにしたものではなく、新型クラウンクロスオーバーRS(New Crown Crossover)や、新型NX/RXなどにも採用の排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+i-Forceがベースになるとのこと。
エンジン出力はグレードによって異なっていて、エントリーグレードSRだと最高出力228hp、その他のグレードは最高出力278hpを発揮、トランスミッションは8速ATと6速MTの何れかから選択可能となっています(ただし6速MTの場合だと、278hp→270hpまで低下する模様)。
そして2.4L直4ターボをベースにしたデュアルブーストハイブリッドシステム(北米ではi-Force Maxハイブリッド)もラインナップされていて、こちらはシステム総出力326hp/システムトルク630Nmとかなりパワフル。
※トヨタの公式プレスリリースを拝見する限り、i-Forceとi-Force Maxで異なる模様
新グレード・トレイルハンターは、アウトドアテイストでタフさを売りにしている?
続いては最新グレードとなるトレイルハンターについてもチェックしていきましょう。
アメリカでは近年、旅行が主な目的である遠隔地への自立した陸路旅行のオーバーランディングが流行していて、トヨタもこの人気が高まっていることを認識した上で、それらを目的としたトレイルハンターグレードを新設定。
これはTRD Proグレードに近いものがあり、アップグレードされた2.5インチショックの仕様、そしてトヨタとオーストラリアに本拠を置くARB社と協力し、ピギーバックスタイルのリモートリザーバーを備えた位置感応型のオールドマンエミュー(OME)鍛造モノチューブショックを採用しているとのこと。