これって新型GRプリウス発売への布石?トヨタが新型プリウス24hル・マン・セントラルGRエディションを世界初公開!更に(2024年)プジョー新型3008の内装が凄すぎた件
もしかしたらコンセプトモデルをベースに、将来的に新型GRプリウスが登場するかもしれない?
2023年1月に発表・発売されてもうすぐ5か月が経過する、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius)。
既に納車されているデモカーやユーザー向け車両含めて、全国の累計受注数は8万台を超えているとのことですが、早くもこの新型プリウスをベースにしたハイパフォーマンスレーシングコンセプトカーが世界初公開されました。
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)が、ル・マン24時間レース100周年大会Manufacturers’ Villageにおいて、日本政府観光局(JNTO)やマツダと共に「Japan. Endless Discovery.」を出展し、ル・マンへの感謝の意を込めたコンセプトカーとして、新型プリウス24ル・マン・セントラルGRエディション(Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition)を公開しています。
一体どのようなエクステリアなのか早速チェックしていきましょう。
見るからに刺激的で、市販モデルをイメージしたかのようなプリウス24ル・マン・セントラルGRエディション
こちらが今回公開された、新型プリウスをベースにしたコンセプトレーシングカーのプリウス24ル・マン・セントラルGRエディション。
見るからに刺激的なレーシングカーといった印象で、将来的にこのモデルをベースにした量産車として、新型GRプリウスが登場するのではないか?と期待させてくれる仕上がりに。
ちなみに「Japan. Endless Discovery.」は、1991年のル・マンにおいて日本車として初の総合優勝を果たしたマツダと、現在日本では唯一ル・マンに参戦し、5連覇中のTGRが、JNTOの呼びかけにより共同出展したものとなります。
このモデルの壁面には、日本の象徴的な文化として人気の高い“MANGA”を通して、日本の風景、文化、そしてマツダ、トヨタのル・マンでの歴史を伝えるため、描かれたブース壁面の装飾はモータースポーツを舞台とした漫画「capeta」で人気の漫画家 曽田 正人氏が手掛けたものだそうです。
改めてコンセプトカーを見ていくと、フロントフードには軽量仕様のカーボン素材が使用されるだけでなく、フロントバンパーやフロントスポイラー、更にはフロントカナードまでもカーボン素材のため、軽量化はもちろんのこと、空力特性も大幅な向上が期待できそう。
サイドビューはこんな感じ。
元々スポーティなスタイリングで車高も低かった新型プリウスですが、今回のコンセプトカーでは更にローダウンした可能性がありますし、アンダー部分のカーボンパーツのアクセントにより、上手く陰影をつけて一体感を演出。
足もとには、空力特性を向上させた専用の18インチアルミホイールを装着し、タイヤはミシュラン製で235/50R18インチを装着しています(ブレーキキャリパーはレッドにと操作されさりげないアクセントに)。
足回りはワイドトレッド化しているため、フロント・リヤともにフェンダーパーツを装着(特にリヤのオーバーフェンダーは過激)。
フロントカナードもシンプルな形状ですが、さすがに市販モデルの新型GRプリウスでは設定こなさそう。
サイドにはGRロゴがデカデカと貼付されたカナード?が貼付されていますね。
これまた過激なリヤディフューザーもインストール。
何れGR PARTSからも販売されそうなカーボンファイバ製リヤウィング
カーボンファイバ製のワイドなリヤウィングも装着していて、TGR曰く、空力だけでなくトラクションも向上しているとのこと。
ハイパーカーGR010のヘッドライト意匠を取り込んだ4灯式マルチヘッドランプ
ティーザー画像でもチラッとだけ公開されたマルチヘッドランプが追加され、夜間での視認性を向上させています。
ちなみにこの4灯式マルチヘッドランプは、トヨタのハイパーカーモデルとなるGR010のヘッドライト意匠を取り込んだものとのこと。
スタンダードな新型プリウスでも前衛的なデザインでしたが、今回のコンセプトモデルで更にアグレッシブさが増してきましたね。
何れはカーボンボンネットフードもディーラーオプションとして追加されるかは不明ですが、これに近い姿でGRもしくはGRMNプリウスで登場しても違和感は無さそうです。