三菱の新型デリカミニで高速道路走行！雨の日ながらも往復 約150km走行での実燃費は「約20km/L」。プロパイロットの三菱版マイパイロット(Mi-Pilot)の使い勝手はどうだ？
新型デリカミニは「見た目」だけでなく、中身も魅力的な一台に仕上がっている
2023年6月に私に納車された三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。
前回は、納車後2回目となる満タン給油に加え、1回目満タン給油から無給油でどれぐらい走れるのか(しかもオートエアコンフル稼働状態)、航続可能距離が0kmになってからどれぐらいはしれるのか？も検証していきました。
https://creative311.com/?p=153285今回は、デリカミニにて高速道路＋下道の約150kmを走らせ、日産ドライビングサポート・プロパイロット(ProPilot)の三菱版となるマイパイロット(Mi-Pilot)の使い勝手、そして高速道路＋下道での実燃費はどれぐらいなのか？などもインプレッションしていきたいと思います。
デリカミニのディーラーオプションナビは使い勝手が良い
デリカミニで高速道路走行する前に、まずはナビの使い勝手からインプレッション。
目的地設定の際、どのようなルートで走行するか？(有料道路優先か、一般道優先か、マイナーロード優先か等)を決めるルートオプションがあるかと思われますが、デリカミニのナビでは、「推奨」「有料優先」「一般優先」「エコ」「距離優先」のルートオプションから選択可能です。
しかも、目的地までの「走行距離」や「走行予想時間」だけでなく、高速道路の「利用料金」も併せて表示されるのは便利。
一部のトヨタ／レクサスの新世代コネクティッドナビでは、「推奨」「距離優先」「一般優先」といった僅か3種類のルートオプションしか表示されないものもありますから、それに比べると三菱のディーラーオプションナビの方が優秀で使い勝手も上だと考えています。
各IC／SA／PAの到着予想時刻も表示され、PA／SAの一覧だけに切り替えることも可能
そしてこちらが、高速道路走行時の各インターチェンジ(IC)／パーキングエリア(PA)／サービスエリア(SA)一覧。
次のIC／PA／SAまでの距離はもちろんのこと、到着予想時刻も表示されますし、ICを抜いた「SA／PA」のみを一覧に表示するなど、このあたりの使い勝手の良さも高評価。
あとPA／SAのみの表示に切り替えることも可能で、ガソリンスタンドが設置されているPA／SAまでの距離や到着予想もすぐに調べることができるので便利です(この点はホンダのディーラーオプションナビにも搭載されている)。
デリカミニで高速道路を走らせて行こう
それではここから、デリカミニでの高速道路インプレッションを行っていきましょう。
まず合流車線から本線に向けての加速ですが、40km/h → 80km/hまでの立ち上がりは、軽ターボ特有の一気に回転数を高めながらも緩やかな加速。
しかもこの日は、大雨で横風も結構強かったために強く奥までアクセルを踏み込むことは出来なかったものの、軽トールワゴンのデリカミニだと横風アタックで少しハンドルが持っていかれそうなシーンもあったため、この点は他のコンパクトカーやSUVなどと比べるべきではないですが、久々に軽自動車特有の挙動を体感しつつ「改めて大きく重厚な車とは違うんだなぁ」と再確認。
とりあえず本線に合流したあとは、制限速度いっぱいまで加速していきますが、加速時のエンジンの唸りは、ホンダN-BOXカスタムLターボに比べると少し大きい印象です。
マイパイロット(Mi-Pilot)を設定していこう
そして高速クルージングするためにドライビングサポート・マイパイロットを設定していくわけですが、上の画像の通り一定の速度に到達した後は、赤丸のマイパイロットスイッチを押して、これでクルーズコントロールの準備ができたので、あとは黄色四角の「SET」スイッチを押せば、アクセルを離しても定速走行が可能になります。
マイパイロット設定後、上の画像の通り4.2インチ液晶ディスプレイが”CRUISE”画面に切り替わり、車線逸脱警報システム[LDW]や車線逸脱防止支援機能[LDP]、ハンドル支援のアイコンも。
ちなみにマイパイロット起動中は、上のCRUISE画面が固定になるため、平均燃費や瞬間燃費バーを閲覧したい場合は、ステアリングスイッチの左側にある左右の十字スイッチで操作することが可能です。
ちなみにマイパイロット走行中の燃費情報や瞬間燃費バーの情報は上の通り。
もう一つ画面を切り替えると航続可能距離が表示されますが、個人的には燃費情報と航続可能距離は同時に表示してほしかったところですし、そういった画面のカスタマイズができないのはちょっと残念に思うところ。