レクサス新型LX600(約1,500万円)の代車がダイハツ・ミライース(約100万円)だったときの話。ドライバーが車に「乗っている」のではなく「乗らされている」のだと実感

頭では理解していても、エンジンやサイズ感、そして安全装備など含め、同じ車でもここまで違うのかと驚かされた

2023年5月に私に納車された、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。

レクサスのフラッグシップモデルであり、全長5,000mmをオーバーする大型SUVモデルになりますが、一方で日本国内ではトヨタ・ランドクルーザー(Toyota New Land Cruiser)に続いて盗難被害の多い車としても有名なので、盗難対策も兼ねて、納車後にいつもお世話になっているセキュリティ屋さんにて、カーセキュリティ施工をお願いすることに。

こちらの店舗では、カーセキュリティの取付けに2日ほど時間を要するとのことなので、その間は代車をお借りすることにしていたのですが、そのときの代車として提供していただいたのがダイハツ・ミライース(Daihatsu Mira e:S)でした。


価格は約1,500万円 → 約100万円(15分の1)!その価格差を体感できる貴重な機会だった

今回代車にて提供頂いたのは、ダイハツ・ミライースのエントリーグレードとなるL[2WD]のスマートアシストレスで、車両本体価格は893,200円(税込み)。

ボディカラーは、あまり街中では見かけないプラムブラウンクリスタルマイカ。

セキュリティショップの担当スタッフさん曰く、諸費用分なども含めると約100万円とのことですが、この代車の一番の特徴は、ETC車載器やナビが搭載されていないことや、キーがスマートキータイプではなく、メカニカルキーを差し込んで捩じるイグニッションタイプ。

そしてフロント・リヤにはコーナーセンサーが搭載されておらず、もちろん電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能や安全装備も搭載されていない、まさに走るためだけの車。

担当スタッフさんからは、かなり申し訳なさそうに「ミライースが代車で申し訳ございません」と深々と頭を下げていましたが、私は特に代車にこだわりは無く、むしろこういった安全装備などが何も搭載されておらず、ある意味原始的な車に乗れる機会もないので、個人的にはとてもありがたいと思う所(代車を提供していただけるだけでも感謝)。

大型SUVから軽自動車に乗り換えたことでサイズ感の違いに戸惑い

早速、ミライースにてセキュリティショップを後にし、近くのカフェに向かうわけですが、早速体感したのはサイズ感の違い。

ボディサイズ全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885mmから、軽自動車規格の全長3,995mm×全幅1,475mm×全高1,500mmに乗り換えたため、あまりのサイズ感の違いにより、ハンドルの取り回しと目測を誤ることに。

特にフロントノーズの長いLX600は、従来のコンパクトSUVなどと比較すると、少し大回りしながら左折する傾向にあるのですが、その流れが残った状態でミライースを操作してしまったので、「あれっ?あっ、そうか!これミライースだったわ!そりゃ視界もサイズ感も違うわな…」とすぐに軌道修正(コンパクトな車だと、操作性がクイックで修正しやすいのは大きなメリット)。

2ページ目:自分自身が「車に乗らされている」と実感した瞬間とは?