レクサス新型LX600(約1,500万円)の代車がダイハツ・ミライース(約100万円)だったときの話。ドライバーが車に「乗っている」のではなく「乗らされている」のだと実感

(続き)現代の新車・新型車は、「乗っている」というよりも「乗らされている」

引き続き、レクサス新型LX600からダイハツ・ミライースに乗り換えてのインプレッション。

カーショップからカフェまで車で2分ぐらいでしたが、一個目の信号で止まった際に感じたのは、オートブレーキホールド機能の有無。

ついさっきまでLX600のオートブレーキホールドに慣れていたこともあり、わずか一瞬ではありましたが、赤信号で停車した後に軽くブレーキを離してしまったのですが(最前列にて停車していたので、特に何も影響無しだった)、ほんの僅かだけ発進するも、すぐにブレーキを踏んで停止。

こうした流れを見ると、先程のオートブレーキホールド機能や先進技術の自動緊急ブレーキ、アクセル踏み間違い防止機能など、現代の新車・新型車は安全装備や快適装備が充実していて「ドライバーを守ってくれている」一方で、ドライバーの危機意識や安全に対する意識が少し薄れてしまっているのではないか?という不安も。

車の金額が上がっているのも、事故を未然に防ぎ、人を守るため

そして、今の車は「乗っている」というよりも「車に乗らされている」のではないか?と思ったりもするんですね。

実際のところ、今回ミライースを運転してみて「自分は車に乗らされていたんだな」と確認でき、ここ最近の新型車に色々な新機能を求め過ぎていたことを反省しつつ、しかし安全装備など充実化・標準化していかないと、自動車事故はいつまでも防ぐことはできないわけですし、人の命を最優先に考えるとなると、装備の充実化と価格アップは避けられないのだと感じたり(車の価格アップは、人を守ることや交通事故を無くすことに繋がっている)。


クリアランスソナーやバックガイドカメラにも依存していた

っということで、近くのカフェの駐車場に到着したわけですが、私が駐車した場所は一番端っこで、輪止めが無い上にブロック塀があるところ。

今回は軽自動車だったので、サイズ感に余裕もあって駐車は特に問題無かったのですが、「クリアランスソナーとバックガイドカメラが無い」だけで、こんなにもバック駐車が不安になるとは…

サイドミラーとルームミラーを逐一チェックしながらバック駐車するわけですが、軽自動車サイズといえどもブロック塀までのサイズ感を掴むことは難しく、これがバックソナー無のミドルサイズ以上の車だったら更にアタフタしていたかも。

それぐらいフロント・リヤクリアランスソナーやバックガイドモニター(もしくはパノラミックビューモニター[PVM])に依存していたんだなぁと実感しながらも無事駐車完了。

ほんの数km&僅か数分程度の移動だったにも関わらず、ここまでドキドキした運転は久々だったように感じますが、今回の代車で学ぶべきことは多数ありましたし、現代の車が高くなっていることも再確認できたように思います。

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