ホンダ新型S2000 EVが2023年後半にデビューとの噂。欧州ホンダ「タイプRが内燃機関を搭載する義務はない」→S2000にタイプRの名が付く可能性も?

まだ半信半疑ではあるが、どうやら2023年後半にS2000のピュアEV版がデビューする噂があるようだ

ホンダは2022年4月12日、2030年までに向けたグローバルの推進と電動化への取り組みに関するビジネス内容を発表し、将来的にピュアEV版のS2000とNSXと思わしきシルエットを持つティーザー画像を公開し大きな話題となりました。

これまでホンダのピュアEVスポーツカーに関する具体的な情報は明らかにされてきませんでしたが、海外カーメディアの報道により、2023年末までに次世代S2000 EV(仮称)がデビューする可能性があると報じられています。

果たしてS2000のピュアEV版は、どのようなモデルとなるのかチェックしていきましょう。


S2000のピュアEVは、リヤアクスルに電動モーターを搭載する可能性があるようだ

こちらが2022年4月に先行公開した、ホンダの次世代ピュアEVスポーツカー2台。

右側のリヤミドシップスタイルのスポーツカーが、NSXの後継機種と思われるピュアEV版で、左側が今回話題になっているS2000のピュアEV版との報道。

海外カーメディアCar Magazineの報道によると、噂されるS2000 EVは、リヤアクスルにモーターを搭載する電動スポーツカーとのことで、ホンダは更に「初の電動スポーツカーを発表することで、世界を驚かせるだろう」と述べており、プラットフォームは既に他のe:シリーズに採用されているe:Nアーキテクチャをベースにするとのこと。

具体的なスペックは不明ですが、リヤ駆動中心であればデュアルモーターで、バッテリーパックの容量次第では、ホンダのスポーツカー史上最もパワフル&トルクフルな一台となることが期待されます。

ホンダ創立50周年記念でS2000が登場し、75周年記念でS2000 EVが登場?

via:Spyder7

ちなみにこのS2000 EVの報道については、前回のブログでも噂されていて、海外カーメディアAutocarが、2023年9月24日でホンダが創立75周年を迎えるため、その記念としてS2000をベースにした新たなスポーツモデルが誕生する可能性があると噂されたばかり。

これは海外カーメディアAutocarと、ホンダモーターヨーロッパのシニアバイスプレジデントであるトム・ガードナー氏とのインタビューにて明らかになったもので、2023年内にホンダの象徴的なスポーツカーの一つであるS2000の後継、もしくは全く新しいモデルが登場する可能性があることを示唆。

その後、AutocarはホンダUSAに取材したところ、「スペシャリティモデル」と「フラッグシップモデル」をテーマにしたスポーツカー2車種が登場することも匂わせていました。

ホンダは現在、受注一旦停止中の新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)のバックオーダーを全て捌き切るため、対応に追われている状況ではありますが、こうした大変ななかでも次なる新世代ピュアEVスポーツカーが登場する可能性があるというのも、やはりシビックタイプR(FL5)の勢いがあるからこそできることなのかもしれません。

2ページ目:ピュアEVではないが、新型シビックタイプR(FL5)のエンジンを搭載したS2000タイプRも発表済み?