こいつバケモンかよ…V8エンジン&6速MT搭載で「マツダNDロードスター990Sよりも軽い」ニコルズカーズ新型N1Aが世界初公開!無駄なモノを一切省いた公道を走るF1マシン
(続き)ニコルズカーズ新型N1Aは、軽さにもこだわったライトウェイトマシン
引き続き、ニコルズカーズ新型N1Aをチェックしていきましょう。
本モデルに搭載されるV型8気筒自然吸気エンジンは、古いV8およびV10のF1エンジンが「かつての栄光を取り戻す」ために修復されているラングフォード・パフォーマンス・エンジニアリング(LPE)の専門家によって手作業で組み立てられるというのも注目トピックス。
N1Aの心臓部には、6速マニュアルギアボックス(MT)を標準装備し、この他にもグラツィアーノ製のトランスミッションも搭載される予定とのこと。
車体重量はマツダ特別仕様車NDロードスター990Sよりも軽い900kg!
そしてもう一つ注目すべきなのが、このモデルの車体重量。
見るからにワイド&ローで早そうな見た目に加え、無駄なモノを一切省いているからこそ軽そうにも見えるのですが、実は車体重量は僅か900kgのみで、マツダが発売した最軽量の特別仕様車NDロードスター990Sよりも約10%軽く、それでいてパワーウェイトレシオ比は1.38ですから、圧倒的なパフォーマンスを提供する一台になるのではないかと予想されます。
なおトラクションコントロールは標準装備ですが、アンチロックブレーキシステム(ABS)とパワーステアリングはメーカーオプション扱い。
デザインは古典的なCan-Amレーサーを踏襲していますが、車の幅が広くなり、ホイールベースも延伸されています。
足もとには、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2タイヤを備え、フロント19インチ/リヤ20インチの前後異径となるタイヤアルミホイールを標準装備。
足回りについては、ダブルウィッシュボーンとアンチロールバーを備えた完全に独立したフロント・リヤサスペンションを採用しています。
インテリアも必要最小限の装備で走ることだけを考えた「公道を走るF1カー」
内装も至ってシンプルでありながら、フロントスクリーンもメーターやステアリングを保護するぐらいで、ドライバーを守るフロントウィンドウは一切無し。
フル液晶メーターやディスプレイが主流となるなか、N1Aはアナログメーターを搭載しながらも、センターディスプレイは完全に排除しています。
シートは基本的に調整できず、シートの厚みも必要最低限といったところでしょうか(アルファロメオ4Cに似ている)。
ちなみに、シャシーはカーボンファイバーとアルミニウムを組合せることで、軽量化と剛性向上を狙っています。
ハンドルを握る楽しみ以外の誘惑を全て捨てたリアルスポーツカーといったところで、美しいゲート付きマニュアルシフターとフェンダーに取り付けられたサイドミラーなど、どこかレトロルックなところも魅力の一つ。
現時点で価格帯は明らかになっていませんが、マクラーレンのレーシングカーを開発した人物が作り上げた「公道を走るF1カー」ですから、おそらく100台全て即完売するのではないかと予想されます。
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Reference:motor1.com