【朗報】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型40系アルファード/ヴェルファイアを並行生産(増産)で納期短縮へ!但しその一方で販売方法が見直しとなる恐れも?

トヨタも遂にアルファード/ヴェルファイアの並行生産に踏み切るようだ

2023年6月21日に発表・発売されて1か月以上が経過している、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)。

同年7月中旬頃より、順次ユーザー向けに納車が進められていて、2023年8月に入ってから、元プロ野球選手の佐々木主浩 氏や、元ZOZOTOWN創業者で現在も実業家として活躍している前澤友作 氏、そして日本のヒップホップMCであるAK-69氏にも新型アルファードが納車されるなど、本格的に納車が進められています。

そして今回、本モデルの嬉しい情報として、元々生産が進められている三重県のいなべ工場だけでなく、愛知県の富士松工場でも並行生産を行うことが明らかとなりました。


元々富士松工場でも生産することは、発売日の5か月近く前にマガジンXさんが報道していた

今回、新型アルファード/ヴェルファイアの並行生産、すなわち増産計画について報道しているのは中部経済新聞で、本誌によると、主軸となるトヨタ車体・いなべ工場での生産に加えて、2023年内に富士松工場でも生産することがわかった、と報道。

目的としては、発売当初から人気が過熱していることや、発売されて僅か数日で初回1年分となる10万台以上の受注を獲得していること。

そして、これら10万台の受注を捌くためには、トヨタとしては最長1年程度の納車待ちが生じていることから、並行生産で機動的に増産対応を行い、納期の短縮を狙うがあるそうです。

アルファード/ヴェルファイアの月産基準台数は8,500台だが

アルファード/ヴェルファイアの月産基準台数は8,500台/月となっていますが、2023年7月度の新車販売・登録ランキングにおいて、アルファードの登録台数が3,096台(21位)、ヴェルファイアが1,617台(33位)のため、両車を足し合わせても4,713台と基準台数の8,500台には半分近く足りていない状況です。

おそらくこれらの台数の多くは、トヨタディーラー向けの試乗車・展示車といったデモカーである可能性も高く、特に展示車に関しては車両登録せずにそのまま展示していることも考えられるので、実際は更に多くの台数が生産・納車されているのかもしれません。

最も注目すべきは2023年8月度の新車販売・登録台数だと思いますが、その頃には月産基準台数の8,500台に近いところまで迫ってきているかもしれません。

トヨタの稼ぎ頭として、田原工場でも並行生産の可能性も?

なお富士松工場での生産に関する報道は、2023年1月時点で自動車情報誌マガジンXさんも報道済で、本誌によれば「今後の需要拡大やグローバルモデルとして販売台数を稼ぐ意味から、新型ノア/ヴォクシーが生産されるトヨタ車体・富士松工場や、トヨタ自動車・田原工場にて生産される見込み」と記載。

おそらく工場によって、国内市場向けや海外市場向けと区別されるのではないか?と予想しますが、今後の受注・生産状況次第では、更にペースを上げる意味で本当に田原工場でも並行生産するかもしれないですし、トヨタとしても「あのリスク」を避ける意味でも早期的に対応していきたいとのではないかと考えられます。

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