フルモデルチェンジ版・スズキ新型スペーシアが2023年10月デビューとの噂!発売時期は2024年初頭にズレ込み、スズキ初の「あの機能」が搭載される?

最大のライバルとなるホンダ新型N-BOX/N-BOX Customが2023年10月5日に発表予定のため、スズキもこのまま黙っていられない?

2023年10月26日~11月5日まで、東京ビッグサイトにて開催予定となっているジャパンモビリティショー2023(旧東京モーターショー)。

本イベントには、2023年10月5日に発表予定となっているホンダのフルモデルチェンジ版・新型N-BOX/N-BOX Customをはじめ、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)、そしてスズキのフルモデルチェンジ版・新型スペーシア(Suzuki New Spacia)が世界初公開される?との噂が浮上しています。

国内自動車情報誌マガジンXさんの報道によると、次期スペーシアの発売時期は2024年初頭を予定しているとのことですが、まずはプロトタイプモデルにて内外装を明らかにすることで、ユーザーの反応を伺う計画があるようです。


新型スペーシアに関する概要は何も明らかになっていない

2017年に発表・発売されてもうすぐ6年が経過しようとしているスペーシアですが、サイクル的にもフルモデルチェンジしてもおかしくないタイミングであり、仮に2023年10月にジャパンモビリティショーに出展されるのであれば、そろそろスズキ公式からティーザー画像など、デザイン一部のチラ見せがあってもおかしくないところ。

ただ、私がいつもお世話になっているスズキディーラー3社にて取材させていただいたところ、「今のところ次期スペーシアに関する情報は無く、ジャパンモビリティショー2023にも出展されるといった情報は入っていない」とのことから、もしかするとメーカー側としてはリークを避けるためにギリギリまで情報・概要を配信しない?可能性も高そう(ジャパンモビリティショー開催数週間前に、スズキの公式ニュースリリース・概要で軽く紹介する程度かも?)。

新型スペーシアに関する概要はこうなっている

なおマガジンXさんの報道によれば、新型スペーシアに関する概要は以下の通りで、その内容を確認する限りだと中身は大幅に変更されないものの、エクステリアを大幅に変更するようなビッグマイナーチェンジレベルといったところでしょうか。

◇プラットオームはハーテクト(HEATECT)のアップデート版

◇エンジンはハスラーなどにも採用の排気量660c R06D型直列3気筒エンジンをベース

◇エンジンには1気筒あたり2個のインジェクターを有する構造で、高い燃焼効率を実現

◇トランスミッションは新世代CVT(マイルドハイブリッド機構とのマッチングを向上)

◇スペーシア/スペーシアカスタムだけでなく、派生モデルのスペーシアギアもラインナップ予定

◇ノーマルボディは丸目のヘッドライトでマイルド顔に

◇カスタムはギラギラ仕様のフロントグリルを搭載し、ヘッドライトは新型ヴェルファイア風?

先程の概要は、あくまでも非公式情報になるため、大きく異なる部分も出てくる可能性はありますが、個人的に最も気になるのは「スズキ初の電動パーキングブレーキ[EPB]とオートブレーキホールド[ABH]」が搭載されるかどうか、ということ。

今のところ、トヨタ新型ノア(Toyota New Noah)のOEMモデルである新型ランディ(New Landy)以外においては、スズキ独自のEPBとABHを搭載したモデルはラインナップされておらず、現行スペーシアも足踏み式パーキングブレーキを搭載。

開発コストの低減や、開発期間の短縮を目的に新型スペーシアを発売することで、競合モデルの新型N-BOXやタント、デリカミニと価格面で勝負するという考えもあるでしょうし、スズキとしては「初物で故障リスクやリコールを回避するため」に、敢えてEPBやABHを搭載しない?という可能性も考えられそう。

ただ、競合モデルでは標準装備するほど快適性能を向上させていますから、スズキとしても装備面で差を付けられるとなると、価格帯以外での軽トールワゴンのうま味が薄れてしまうという危険性も高まってきますから、仮に今回ジャパンモビリティショーにて出品するのであれば、自然と期待値が高まるのは当然といえば当然かもしれません。

2ページ目:新型スペーシアのデザインの方向性はどうなる?安全装備は大幅に進化しない?