インフィニティが「アウディやレンジローバーにそっくり」な新型QXモノグラフを世界初公開!日産の初代フェアレディZ(240Z)に7.3L V8エンジンをぶち込んだ「悪魔のZ」が競売に出品
3次元の新世代インフィニティロゴを採用したQXモノグラフコンセプトが世界初公開!
日産の北米ブランドでお馴染みとなるインフィニティが、モントレー・カー・ウィーク2023にて、新世代フルサイズSUVの新型QXモノグラフコンセプト(Infiniti New QX Monograph Concept)を世界初公開しました。
インフィニティといえば、立体感を演出した新たな3次元エンブレムを公開し話題となりましたが、このエンブレムを装着する記念すべき一台目が、次期QX80を彷彿とさせるQXモノグラフコンセプトとなります。
ただ今回発表されたモデルは、あくまでもコンセプトモデルになるため、ここから量産モデルとなると、更に細部のデザインが変更される可能性もあります。
早速、QXモノグラフコンセプトのエクステリアをチェックしていきましょう。
どこかで見たことあるようなフロントマスクではあるが…?
こちらが今回公開された新型QXモノグラフコンセプトのフロントマスク。
このコンセプトモデルでは、プロポーションとデザイン要素が2011年モデル以降に販売されているモデルに代わる次世代QX80としてラインナップされる可能性が高く、やはり大きく変化しているのはグリルデザインとヘッドライト意匠。
大口化したフロントグリルと縦型基調のグリルパターンは、北米市場向けというよりも中国市場を強く意識したようなエレガントさが感じられ、ヘッドライト意匠はどことなくアウディのマトリクスLED風(インフィニティではピアノキーデイライトと呼んでいる模様)。
バンパーコーナーの通気口に収まるトレンディなLEDは、プレスリリース情報だとヘッドライトユニットとなるとのこと。
こちらはフロントクォータービュー。
この角度から見ると、日産の新型エクストレイル(Nissan New X-Trail, T33)やパスファインダー(New Pathfinder)といった独立式LEDデイライトっぽい雰囲気があり、日産とインフィニティとの関係性を意識しつつ、よりエレガントさとダイナミックさを落とし込むことで差別化を演出。
フロントグリルを間近で見てみると、絶壁というよりも少し前方に傾いた縦型基調グリル(垂直ではなく斜め)で、全く新しい3次元のインフィニティロードエンブレムもしっかりと主張していることが確認できます。
こちらはアウディ風のLEDライトになりますが、プロトタイプモデルではデイタイムランニングライトとなるものの、そもそも量産モデルでも同様のヘッドライト意匠を採用するかまでは明らかになっていません(もしかすると日産のようにシームレスなLEDとなるかもしれない)。
サイドのスタイリングはランドローバー新型レンジローバー風?
こちらはサイドビュー。
スタイリングとしては水平基調ながらも、丸みを帯びた凹凸の少ないサーフェスデザインはランドローバー新型レンジローバー(Land Rover New Range Rover)風。
メタリックなボディカラーとブラックの2トーンカラーの組合せも、中国ユーザーからの注目を集めそうな上品な見た目となっています。
アウタードアハンドルもポップアップ式でシームレス且つ上品に。
足もとのアルミホイール意匠はかなり複雑なマルチスポークタイプ。
グロスブラックとレッドのカラードアクセントを組み合わせたデュアルトーンタイプですが、具体的なホイールサイズまでは不明(サイズ感だけを見ると20インチ~22インチぐらい?)
センターキャップのインフィニティロゴも、もちろん3次元タイプの新世代を採用しています。
リヤテールランプもフロント同様にアウディ風
リヤクォータービューはこんな感じ。
フロントのLEDデイタイムランニングライト同様、リヤLEDテールランプ意匠もアウディ風そのもの。
両端から中央に向けて繋がるような一文字風のストリップテールランプになりますが、こうしたデザインはインフィニティでは初めてですし、日本の自動車メーカーでも見たことないですね。
あと個人的に気になったのは、QXモノグラフコンセプトにリヤマフラーが確認できないこと。
内燃機関を搭載するモデルなのか、マイルドハイブリッドやシリーズハイブリッド、プラグインハイブリッド(PHEV)なのか、はたまたピュアEVなのかは不明ですが、次期QX80ではどのようなパワートレインを設定するのか注目です。