【価格は730万円から】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型クラウンセダンが2023年11月13日に発売決定!月産台数は僅か「600台」で、クラウンスポーツよりも100台少ない模様

新型クラウンスポーツ同様、まずはHEVとFCEVの上位グレードZのみから販売へ!

2023年11月2日、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型クラウンセダン(Toyota New Crown Sedan)が発表され、同月13日に発売されることが決定しました。

2023年10月に新型クラウンスポーツ(New Crown Sport)が発表されて1か月足らずでの発表となり、残すところは2024年に発売予定となっている新型クラウンエステート(New Crown Estate)のみとなりました。

今回発表されたクラウンセダンですが、おさらいも兼ねてどのようなパワートレインを搭載し、車体本体価格も含めてチェックしていきましょう。


まさにフラッグシップセダン!優雅で伸びやかなボディは後輪駆動[FR]モデルならでは

早速、新型クラウンセダンのエクステリアからチェックしていきましょう。

こちらが今回発表されたクラウンセダンのエクステリア。

フロントマスクはコンセプトモデルから特に変更なく、トヨタの新デザイン言語となるハンマーヘッドを採用しつつ、フロントグリルパターンはラグジュアリー感を演出する縦型基調を採用しています。

ありきたりなセダンではなく、ニューフォーマルセダンを目指した一台

ちなみに今回のクラウンセダンのデザインは、「オーソドックスなセダンはつくりたくない」というデザイナーたちの思いにより、ニューフォーマルセダンという新たな価値を創造。

プラットフォームはクラウンクロスオーバーやクラウンスポーツ、クラウンエステートのような前輪駆動[FF]ベースのTNGA-Kプラットフォームではなく、クラウンセダンのみFRプラットフォームを採用しているため、その関係で水平基調の伸びやかなプロポーションを実現しています。

なおボディサイズは、全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mm、ホイールベース3,000mmとフラッグシップセダンらしいダイナミックなサイズ感です。

おそらく先代220系以前からのクラウンオーナーからすれば、今回の後輪駆動[FR]ベースのクラウンセダンこそ「本物のクラウン」と考える方も多いと思いますし、既に私がお世話になっているトヨタディーラーでも、先代クラウンユーザーからの問合せ・予約・商談予約も多いとのこと。

インテリアはセダン特有の上質で高級感を持たせた仕上がりに

続いてインテリアもチェックしていきましょう。

新世代クラウン群では共通となっている水平基調のレイアウトですが、クラウンクロスオーバーやクラウンスポーツとは異なり、やはりオーナメントパネルの面積の大きさや質感の高さは素晴らしく、ある意味クラウンセダンのために最初からラグジュアリーな仕上がりを想定して作られたのではないか?と思わせるほどのまとまりだと思います。

ちなみにオーナメントパネルには大型の杢目調パネルを採用していて(本物の杢目ではないのがちょっと残念)、更にオーナメントパネルから左右のドアに連続する配置やコンソールが浮き出て見えるようにすることで、アイランドアーキテクチャー(※)を強調しています。

(※)ディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置するデザイン

まさにおもてなしの空間を実現

そしてこちらが、クラウンセダンの本命ともいえる後席スペース。

まさにトヨタのおもてなしとショーファーニーズへの対応を目指した、広々としながらも贅を高めた内装だと思いますが、これだけ広々とした足もとを確保できているのも、ホイールベースを3,000mmに設定しているため。

この他にも、極上の移動空間とリラクゼーション機能、日差しを遮る電動式サンシェードなどといったおもてなし装備も充実。

足回りにおいては、サスペンションセッティングの最適化や、AVS(アダプティブ・ヴァリアブル・サスペンション)で減衰力を制御し、路面の凹凸を乗客に伝えない足回りに仕上げているのもポイント。

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