こんなことがあった。トヨタ新型ランドクルーザー70再再販売→なぜか販売店にランクル300の問合せが増える→キャンセル組が再び購入を検討しているようだ

新型ランドクルーザー70の価格帯や販売方式を見ると、改めてランクル300が納車された方々は幸運だったと思う

2023年11月29日に発表・発売された、トヨタの一部改良版・新型ランドクルーザー70(Toyota New Land Cruiser 70)。

排気量4.0L V型6気筒自然吸気エンジンから、ランドクルーザープラド(Land Cruiser Prado)の排気量2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンへと変更されるだけでなく、先進装備やLEDデイタイムランニングライト+Bi-Beam LEDヘッドライトを搭載し、メーカーオプション無し、グレードはAXの一択、車両本体価格は4,800,000円(税込み)となっています。

2014年に再販されたランドクルーザー70に比べて、+120万円の価格アップとなっていますが、このご時世に変わらぬラダーフレーム式プラットフォームやノンハイブリッドシステムを採用していること、そして多くの販売店では抽選販売 → 多くのファンが申込 → 希少価値の高い車という扱いに。

一方で、既に受注一旦停止中ではあるものの、抽選販売ではなかったランドクルーザー300はある意味買いと云える一台ですし、続々と多くのユーザーに納車されていることも奇跡だと考えています。


ランドクルーザー70発売後、なぜかトヨタディーラーには「ランクル300の問合せ」が増えている?

先日、ランクル70の見積もりやカタログの入手、そして私が所有する新型シエンタ(New Sienta)のスタッドレスタイヤ交換の相談の関係でトヨタディーラーに訪問したところ、担当スタッフさんからこのような話が。
注)あくまでも、私がお世話になっているトヨタディーラーでのお話になるため、他の販売店でも同様のことが起きているとは限りません

私:ランドクルーザー70の問合せなどは多いのでしょうか?

スタッフ:結構多いですね。ですが、当店では現在取引やお付合いのあるお客様以外の販売を行っていないので(〇〇モータースなどの業販系もお断り)、新規の方や紹介を受けた方からのお問合せは基本的にお断りしています

私:そうなんですね。でも、これからランクル70の問合せが増えてくるかもしれませんね

スタッフ:それが…ランクル70よりも別の車の問合せが増えてるんですよ

私:別の車ですか?

スタッフ:はい。実は今、お問い合わせが多いのはランクル70ではなく、ランクル300なんです。しかも、そのお客様の中には「ランクル300をキャンセルされた方」からもお問い合わせを頂いております

私:そんなことがあるのですね。

スタッフ:はい。お問合せ内容から察するに「ランクル70が購入できなかった」「ランクル70の価格が想定していたよりも高かった」から、ランクル300に流れようとしているのかもしれません

私:今になってランクル300のコスパの高さが再評価されているのかもしれませんね

再びランクル300が評価されているとはいえ、まだまだ受注停止中

どうやら問合せの多くが、「ランクル300を購入することはできないだろうか?」「ランクル300のキャンセルなどは入っていないだろうか?」といった内容だと思われ、再びランクル300のコストパフォーマンスの高さが評価されるようになったのかもしれませんね。

しかしながら、ランドクルーザー300は2023年11月末時点でも受注一旦停止が継続されていますし、まだまだ大量のバックオーダーを抱えている状態だと云われています(厳密に全てのバックオーダー分をどれだけの期間で捌き切るかは不明)。

2ページ目:ランクル300のコスパの高さは、2024年春頃のランクル250発売後も再々評価される可能性も?