【価格は日本円で約904万円から】テスラ新型サイバートラックの量産仕様が遂に登場!上位グレードは845馬力発揮で航続可能距離547km…0-96km/h加速は僅か2.6秒

遂に新型サイバートラックのユーザー向けに納車イベント開催!

テスラのピュアEVピックアップトラックでお馴染みとなる新型サイバートラック(Tesla New Cybertruck)が、遂に2023年11月30日に開催され、量産モデルの内外装や基本スペック、そして具体的な価格帯も明らかとなりました。

2019年11月21日、世界で初めてプロトタイプモデルが発表されてから丸4年が経過したサイバートラックですが、当時はハイブリッドモデルをも凌駕する航続可能距離や、スポーツカーよりも速いパフォーマンス、そして様々なユーザーをターゲットにできる低価格な設定が魅力でした。

しかしながら、今回発表された量産仕様のサイバートラックは、当時の”理想”とは一部かけ離れたものとなってしまい、おそらくは日本で購入できるユーザーも大幅に限られるものと予想されます。


量産仕様のサイバートラックを見ていこう

こちらが今回、アメリカ・テキサス州オースティンにあるテスラ工場にて、ユーザー向けの量産モデルの公開とともに納車イベントに登場した新型サイバートラック。

プロトタイプモデルで何かと話題になったパネルギャップやチリなどの問題は解消され、高い精度で組立された戦闘機のようなスタイリングを持つピックアップトラックで、まさか本当にこの姿で公道仕様モデルを発売してくるとは…

最初にユーザー向けに納車された10台は、全てテスラの従業員に納車された

ちなみに、今回の納車イベントでは最初の10台だけデリバリーが行われ、それら車両全てがテスラの従業員に向けて納車されたことも発覚。

元々テスラは、新車・新型車の最初の納車はテスラ従業員を優先することが多いため、今回のサイバートラックも従業員向けの納車なのではないか?と噂されていました。

2024年からは、ユーザー向け車両の納車が一気に加速するとのことですが、元々サイバートラックの先行予約数は200万件を突破していて、しかし今回の価格公開により、どれだけのユーザーが予約を取り消さずに継続して納車を待ち続けるのかも注目したい所(あと納期もどれぐらいかかるのか気になる…)。

グレードは大きく3種類がラインナップされるが、エントリーグレードは2025年より発売

ちなみに、今回発表された量産モデルのグレードは「サイバービースト(Cyber Beast)」と呼ばれるもので、3基の電気モーター(トライモーター)を採用することにより、システム総出力は845hpを発揮するとのこと。

テスラによれば、当初の計画通り、少し安価な価格設定でパワーも抑えられた2基の電気モーター(デュアルモーター)を搭載するグレードも設定するとのことで、こちらは四輪駆動[AWD]を搭載しながらシステム総出力600hpを発揮。

そして最も安価なグレードは、1基の電気モーター(シングルモーター)を搭載するものの、これに関してはシステム総出力は公開されておらず、発売時期も2025年ともう少し先になる予定です。

2ページ目:サイバートラックの基本スペックやグレード別価格帯は?