フルモデルチェンジ版・日産の新型リーフ(ZE2)はSUVテイスト&CHILL-OUTコンセプトからインスパイア?(2024年)新型GT-R R35 NISMOが早くもカーセンサーに登場

日産は主力モデルとなる3車種のEV化を既に決定している

2023年11月24日の公式プレスリリースにて、日産は以下の内容を正式に決定しました。

◇イギリスにて生産する新型EVの第2弾と第3弾を発表

◇イギリス最大の自動車工場を支える第3のギガファクトリーにより革新的なハブである「EV36Zero」を拡大

◇3つのモデル、バッテリー生産、インフラに最大で30億ポンドの投資によりEV事業にコミット

◇主力モデルであるキャシュカイ/ジューク/日産リーフの将来のEV化を決定

◇将来のモデルは、「キャシュカイ=ハイパーアーバン(Hyper Urban)」、「ジューク=ハイパーパンク(Hyper Punk)」、「リーフ=CHILL-OUT」といったコンセプトカーにインスパイアされたものになる見通し

via:Nissan

こうしたプレスリリースが公開されてから、フルモデルチェンジ版・新型リーフ(Nissan New Leaf, ZE2)は、チルアウト(Chill-Out)コンセプトからインスピレーションを受けつつ、SUVテイストのスタイリングになることが明らかとなっています。


SUVテイストとはいっても、キャシュカイやジュークに比べて車高は低めのようだ

海外カーメディアAutonewsによると、日産メーカー関係者に取材したところ2026年モデルとしてデビュー予定と噂の次期リーフ(ZE2)では、現行2代目同様に内燃機関を搭載しないピュアEVモデルはそのままに、スタイリングとしてはChill-Outコンセプトからインスピレーションを受けながらも、現代のニーズにマッチしたクーペライクなSUVに進化するとのこと。

現行2代目がハッチバックスタイルのため、3代目からいきなりSUVテイストに変更されるだけでも驚きですが、それでもコンパクトSUVのキャシュカイ(Qashqai)やジューク(Juke)に比べて車高は低くなるそうで、どちらかというとスポーティな印象を受けるのかもしれません。

加えてAutonewsは、日産のこれまでのデザイナーが作り上げてきた初代/2代目のリーフは「ぎこちないプロポーション」だったと酷評していて(はっきり言い切るところも凄いな…)、「3代目では同じようなプロポーションを避ける」とのこと。

プラットフォームについても、現行アリア(New Ariya)やルノー・メガーヌ(Renault New Megane)E-Techと同じCMF-EVプラットフォームが共有されることが濃厚で、駆動方式からバッテリー容量、モーター出力/モータートルクの違いなど、様々なグレードを展開する計画もあるようです。

Chill-Outと全く同じかは不明ながら、新型セレナ(C28)などの水平基調が採用される可能性は高そう

なおチルアウトコンセプトは、「不必要なライン、折り目、鋭利なエッジがほとんどない、滑らかで流れるようなボディパネル」を特徴としていますが、次期リーフ(ZE2)でも同様の手法が取り入れられるかは不明。

フロントエンドはLEDヘッドライト+センター直結式一文字LEDセンターライト、そして現行リーフ/アリアと同じ光る”Nissan”バッジが上手く反映されるものと予想され、フロントマスクにおいても、新型セレナ(New Serena, C28)やマイナーチェンジ版・新型ノート(New Note, E13)のような水平基調のグリルパターンなどが採用されるものと予想されます。

ちなみに次期リーフにて搭載される新世代バッテリーパックは、日産イギリス・サンダーランド工場に隣接する中国の電池会社エンビジョンが生産する最先端バッテリーとのことですが、現行モデルのバッテリーと比較してエネルギー密度が+30%増加し、航続距離が大幅に向上することが期待されます。

リーフに限らず、ピュアEV自動車の最大の弱点でもある冬場の大幅なバッテリー消耗がどこまで改善されているのか、そしてどこまで実用的な技術が採用されるのか楽しみですね(個人的にはプロパイロットの進化にも期待したい)。

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