まさに珍事!(2025年)ランチア新型イプシロンEVが発表前に盗難被害→泥棒が事故って川へ→引き揚げられ時にデザインが完全リーク!新旧ランクル70がドラッグレース
発表前の新型車が川で発見→引き揚げられてデザインがリークされるのは世界でも初めて?
2024年2月に内外装デザインが明らかとなる予定のランチア新型イプシロンEV(Lancia New Ypsilon EV)。
元々イプシロンと呼ばれるモデルは、アウトビアンキが1995年に発表したコンパクトカーですが、同じフィアットグループのランチアが継承したという経緯があります。
内燃機関を搭載するモデルに関しては、2011年まで第三世代にまで渡り、3ドアハッチバックから5ドアハッチバックへと変更することで利便性を高めたものの、2014年に販売終了することに。
そして今回、突如としてピュアEVとして発表されることが明らかとなった新型イプシロンEVですが、予期せぬ珍事により、その姿が完全リークされました。
何と全く偽装されていないプロトタイプモデルが泥棒に盗まれる事態に
こちらが今回、突如として完全リークされた2025年モデルの新型イプシロンEV。
一体なぜ川から引き上げられ、おまけに全く偽装されていない個体がこのような形で完全リークされたのでしょうか?
フランスのエスト・レピュブリカイン紙の報道によると、このモデルはテスト段階のプロトタイプモデルだそうで(とはいっても、ほぼ量産モデル)、泥棒がランチアの工場から盗んだものとのこと。
そして、カモフラージュラッピングによる偽装が全く施されていないためにデザインはモロ分かり。
それにしても…なぜイプシロンEVが川から引き揚げられたのか?というと、どうやら本モデルを盗んだ犯人が運転を誤り、川に突っ込んでしまい、そのまま車を乗り捨てて逃走したとのこと。
そしてこの乗り捨てられた車両が発見されたのは、2023年12月13日の午前7時30分ごろで、地元住民からの通報により明らかになったそうです。
けが人は居なかったが犯人は見つからず
すぐにモンベリアル地域の消防士が出動し、屋根が水面から出ている車が救助され、すぐにダイバー数名も川の中に入り、幸いなことに車両の中や周りには人がいなかったとのこと(当然犯人も見つかっていない)。
リヤデザインは、Pu+Raコンセプトからインスピレーションを受けている模様
改めて川から引き揚げられたイプシロンEVを見ていきましょう。
完全に水没してしまったため、もう復活することはありませんが、まさかこのような形でエクステリアデザインが漏洩するとは…
リヤドアハンドルは、スマートなエクステリアに見せるためにピラーマウント式を採用し、リヤフェンダー付近には充電ポート、そしてフロント・リヤフェンダーアーチモールはグロスブラックに仕上げられているのが確認できますね。
少しわかりづらいですが、リヤテールランプはかなり個性的な丸形で、これはPu+Raコンセプトからインスピレーションを受けたデザインに。
良くも悪くも注目の的となっている新型イプシロンEV
運転席側のメーターやセンターディスプレイオーディオも若干リークされていますが、フル液晶で大画面であることが確認できますね。
ちなみにこのモデル、ステランティスグループにて共有されるe-CMPプラットフォームがベースとなり、51kWhのバッテリーパックを搭載することでシステム総出力156psを発揮し、航続可能距離は400kmにまで到達するそうです。
まさかこのような形でデザインが完全リークされるとは、メーカー側も報道側も予想していなかったとは思うものの、ある意味宣伝効果としては大きく、注目のモデルとなるかもしれません。