2023年に納屋で発見されたお宝3連発!「20年間以上」放置されていた希少なランボルギーニ・カウンタックが2台も!ドバイでは砂だらけのカウンタック?

(続き)2023年に納屋にて発見されたランボルギーニ・カウンタック達

引き続き、2023年に世界の納屋にて発見されたランボルギーニ・カウンタックを見ていきましょう。

これまた超希少なLP500Sが納屋にて発見

続いては、アメリカ・南カリフォルニアの某納屋にて「約20年間」も放置されていたという、1982年式のランボルギーニ・カウンタックLP500S。

先程のLP400ペリスコピオもかなり希少な一台でしたが、こちらも世界で僅か382台しか製造されなかったモデルで、1982年にスイス・ジュネーブモーターショーにて出展され、後にゼネラルマネージャーに就任したジュリオ・アルフィエーリ氏が最初に手掛けた作品でもあります。

カタログにも掲載され、更に特別なパーツが装備された超希少な初期型

今回納屋にて発見されたLP500Sですが、最も初期に生産された関係で、従来販売されたLP500Sとは異なる部分があるとのこと。

具体的には、初期モデルならではともいえるLP400Sのフェンダーやカンパニョーロのマグネシウムホイールを装着していること。

さらに海外カーメディアのドライバーソースの情報によれば、1982年に開催されたジュネーブモーターショーにも特別展示されたり、当時のランボルギーニパンフレットにも使用されたと伝えられています。

オーナーはアメリカの人気ロックバンドのギタリストだった

これだけ希少なカウンタックであれば、オーナーはスーパーカー/クラシックカー界隈ではさぞ有名なコレクターなのだろう…と思いきや、何と1980年代のロックバンド、クワイエット・ライオット(Quiet Riot)のギタリストであるカルロス・カヴァーソだったことが発覚。

厳密にいえば、このオーナーは3人目になり、1人目はイタリアの大富豪に納車され、その後ドイツのオーナーへ…、そして3人目のオーナーとしてカルロス・カヴァーソの手に渡りました。

ちなみにこのモデル、海外のオークションハウス・グッディング&カンパニーにて出品され、785,000ドル(日本円に換算して約1.1億円)にて落札されています。


UAEドバイの納屋にて発見されたカウンタック25th Anniversary

最後は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの納屋にて発見されたというランボルギーニ・カウンタック25th Anniversary。

画像でもおわかりの通り、「砂漠で放置されてたの?」と言わんばかりにボディには大量の砂が被っているカウンタックですが、実際にこのモデルを発見したインスタグラムユーザーarthurh_photoによれば、「長期間ドバイの納屋に放置されていた車両を発見した」そうです。

具体的な型式などは記載されていませんが、縦基調のダクトや、リヤミドシップエンジンフードのダクトも縦基調であることを考えると、1988年にデビューしたカウンタック25周年記念(25th Anniversary)である可能性が高そう。

ただ、このモデルで一番のセールスポイントともいえる「固定式リヤウィング」が装着されていないの珍しいところ。

25th Anniversaryが製造された多くが、メーカーオプションとして準備されている固定式リヤウィングを装着していて、しかしこのモデルはリヤウィングレスという稀な仕様なので、ある意味希少性は高いと思います。

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Reference:MotorsMonster, Forbes