【悲報】(米)日産ディーラーが顧客に対して「嘘の手数料」を悪質に騙し取っていたことが発覚し訴えられることに。なお米トヨタディーラーも不正にお金をだまし取っていた

米トヨタディーラーに続き、日産ディーラーまでも顧客からお金を騙しとるとは…

アメリカ・コネチカット州の自動車ディーラーであるマンチェスターシティ日産(MCN)が、顧客から不正に手数料を徴収していたことが発覚しました。

今回の不正問題に関して、コネチカット州と連邦取引委員会(FTC)が、MCNに対して「様々な理由で顧客から不正にお金を騙し取った」として訴訟問題へと発展しています。

コネチカット州FTCのウィリアム・トン司法長官は、「今日の行動は、この種の欺瞞(ぎまん)行為に携わるディーラーに対し、違法行為は許されないという強い警告を送るものである」と説明。

加えて、「マンチェスターシティ日産の悪質な搾取行為は、複数の法律に違反しているようであり、我々は彼らが騙したすべての消費者に代わって彼らに責任を追及するつもりだ」と語っています。


FTCの訴状によれば、ディーラー車の販売価格に「検査料」と呼ばれる嘘の手数料が加味されていた

今回の米日産ディーラー・マンチェスターシティ日産に対する訴状内容としては、日産メーカーがディーラーに「嘘」の手数料を徴収する行為を禁じている、と指導していたにもかかわらず、認定中古車に対する「認定料」や「検査料」を不正に徴収していたと説明。

ある顧客に対して、車両価格15,700ドル(日本円に換算して約227万円)での販売に加えて、5,295.65ドル(日本円に換算して約77万円)の「検査料」が上乗せされたと主張しています。

更に訴状内容を見ていくと、不必要な検査費や修理費を顧客が支払ったにもかかわらず、MCNは車両が売れたことを日産メーカーに報告しなかったと主張し、これにより、所有者はディーラー特典として約束されていた追加のディーラー保証を受けることができなくなったとのこと。

さらにFTCは、ディーラーが顧客に対して一般資産保護や全損失保護、メンテナンス契約などの料金を含む「購入者が同意していない偽の料金」を追加で徴収したと主張しています。

なかには、当初のローンプランよりも明らかに支払金額が高くなっている例も

ある顧客は、ローグスポーツ(Rogue Sport)の車両本体価格20,500ドル(日本円換算して約297万円)を支払うことに同意したにも関わらず、当初契約したローンプラン内容よりも月々の支払いが予想よりも高かったと主張しています。

この高額な支払いの原因は、MCNが車両の融資に同意した金額に7,000ドル(日本円に換算して約101万円)以上の追加料金を不正に上乗せしたためだと説明。

州手数料すらも、わかりにくいように+2万円ほど高額に請求するという卑怯な方法も

最後にFTCは、米日産ディーラーのMCNが政府が課す税金や手数料の費用を水増ししているとも主張しており、あるケースにおいては、ディーラーが顧客に対して、208.20ドル(日本円に換算して約3万円)しかかからないはずの州手数料が、345ドル(日本円に換算して約5万円)を請求したと伝えられています。

訴状では、ディーラーとその多くの幹部従業員がFTC法とコネチカット州不公正取引方法に違反したとして告発され、一方でMCNはコネチカット州ハートフォードに認可されたテレビ局WFSBに対し、同社はニューイングランドで最も評価の高い日産ディーラーの一つであると述べ、同社に対する申し立てに、以下のように異議を唱えているようです。

我々は連邦取引委員会からのこの訴訟における申し立てに異議を唱えており、それらは当社や顧客の経験を反映したものではなく、法廷でこの申し立てに取り組むことを楽しみにしている。

係争中の訴訟を考慮すると、現時点でこれ以上コメントするのは適切ではない

VIDEO: Manchester dealership in hot water over scam claims

2ページ目:アメリカのトヨタディーラーは、ローンに「必須ではないパッケージ」を強制的に付帯させて不当に利益を得ていたようだ