【悲報】(米)日産ディーラーが顧客に対して「嘘の手数料」を悪質に騙し取っていたことが発覚し訴えられることに。なお米トヨタディーラーも不正にお金をだまし取っていた

2024-01-07

(続き)実は米トヨタディーラーも、顧客から不正にお金を騙し取っていた

先程は米日産ディーラーでの不正な「検査料」の徴収に関する訴状でしたが、実は2023年11月にも、米トヨタディーラーが顧客から不正にお金を騙し取ったとして、日本円にして6,000万ドル(日本円に換算して約89億円)の支払いを命じられていました。

これはどういうことかというと、ディーラーにてローンを組む際に、本来必須ではないパッケージを、顧客に確認・許可を得ることなく勝手に組み込むことで金額を上乗せしたというもの。

しかもこのパッケージ内容含めたローンを組ませたことで、途中キャンセルや返金などに応じなかったとことも明らかになっています。

本来必須ではない2種類のオプションパッケージを勝手に付帯させていた

そして気になる「必須ではないパッケージ」とはどういった内容なのか？というと、Guaranteed Asset Protection(GAP)とCredit Life and Accidental Health(CLAH)の2種類。

GAPは、車の盗難や損傷にあった場合、消費者が自動車ローンで支払うべき金額と保険金の差額をカバーするもの。

一方でCLAHは、顧客が死亡または身体障害者となった場合の残債をカバーするものなのですが、どうやらこれらのパッケージオプションが、顧客の許可なく勝手に含まれていて、しかもディーラーが顧客に対して「必須のオプションである」と嘘をついていたんですね。

本件について米消費者金融保護局(CFPB)は、消費者が負担した費用は、平均にすると1件あたりのローンに対して約700ドル～約2,500ドル(日本円に換算して約10万円～約36万円)にまでのぼり、水増ししたローンに対して、より多くの金融手数料を徴収することにより、トヨタは不正に利益を得ていたとされています。