ディーゼル不正で何かと騒がれているが…(豪)トヨタがマイナーチェンジ版・新型ハイラックスを発表!何と3年連続のフェイスリフトでディーゼルMHEV設定へ
ディーゼルエンジン不正で何かと騒がれているトヨタだが、オーストラリア向けのハイラックスは大丈夫そう?
2024年1月29日、トヨタの関連企業である豊田自動織機が、新型ランドクルーザー300(Toyota New land Crusier 300)やハイエース(Hiace)、ハイラックス(Hilux)などの計10車種(その内日本向けは6車種)に搭載されるディーゼルエンジンが、出力試験において不正を行い出荷停止に。
その後も、同じフレームを共有する新型ランドクルーザー70(New Land Cruiser 70)や、いなべ第1で生産する新型アルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)にまで展開され、2024年2月5日まで生産停止となっています。
こうしたなかトヨタのオーストラリア法人が、何かと話題となっているハイラックスをマイナーチェンジし、新たな技術を導入して販売することを明らかにしました。
何とオーストラリア向けは3年連続のマイナーチェンジ!
こちらが今回、トヨタオーストラリアが発表したマイナーチェンジ版・新型ハイラックス。
8代目のモデルでありながら、何と3年連続のマイナーチェンジ(フェイスリフト)を行ったモデルとのことですが、今回はスタイルアップグレードに加え、強化された技術装備、そして排気量2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンをベースに、48Vマイルドハイブリッドを組合せたオプションが新設定されるとのこと。
ちなみに、ディーゼルマイルドハイブリッドを搭載したハイラックスは欧州トヨタでも2023年12月に発表済で、新グレード・インビンシブル(Invincible:無敵)としてラインナップされ、2024年中頃に正式に発売される予定です。
フロントマスクを刷新し、更に力強いデザイン言語へ
改めて、オーストラリア市場向けとなる新型ハイラックスを見ていきましょう。
2024年モデルのハイラックスについては、日本仕様および欧州仕様では見た目は概ね同じではあるものの、オーストラリア仕様はフロントグリルを中心に再設計。
バンパーは前モデルよりも彫刻的になっていて、改良されたインテークとアルミニウム製スキッドプレートが両側に配置され、そしてダイナミックさを演出する八角形グリルを装備。
プラットフォームなどは基本的に引き継がれていますが、テールゲートには操作を容易にするダンパーが付属していて、使い勝手を向上しているとのこと。
なおグレードによって、グリルやバンパーの仕上がりが異なるようで、エントリーグレードのWorkMateはブラックのハニカムメッシュグリルを装備。
中間グレードSRは、シルバー加飾のロアバンパーを追加し、SR5はブラックのアッパーグリルとダークティンテッドLED、グロスブラックのアクセント(フォグライトベゼル/ミラーキャップ/ドア)を装備。
そして最上位グレードとなるローグ(Rogue)は、既存のボディキットを維持する可能性が高いとのことですが、GR-SPORTグレードとどのように異なるかまでは不明。