日本でも新型LX600のキャンセル増えそうだな…(豪)レクサスがフルモデルチェンジ版・新型GX550の詳細を発表!改めて日本向けの後回し感が酷いな…

エントリーグレードでも充実した装備内容で、LX600よりも優れた先進装備で満足度も高そうだ

2023年6月に世界初公開された、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型GX550/GX500h。

既にアメリカ市場向けと中国市場向けのグレード別価格帯が判明していますが、相変わらず日本向けは後回しで具体的なグレード構成や価格帯なども不明なまま。

2024年2月2日、今回はオーストラリア市場向けとなる新型GXのグレード構成や主要装備が判明しましたので、一体どのような装備内容となっているのか?パワートレインは何が設定されるのかチェックしていきましょう。


オーストラリア向けはV6ツインターボエンジンを搭載するGX550のみをラインナップ

まずは、オーストラリア市場向けの新型GXのパワートレインから見ていきましょう。

アメリカ市場向け同様に排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン(最高出力354ps/最大トルク650Nm)を搭載するGX550のみのラインナップで、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドを組み合わせたハイブリッドモデルのGX500hは、当面は設定されないとのこと。

発売時期としては、2024年後半頃を予定しているとのことですが、グレードとしては以下の3つをラインナップするとのことです。

【豪州市場向け新型GX550のグレード構成一覧】

◆GX550 Luxury・3列7人乗り[4WD]

◆GX550 Sports Luxury・3列7人乗り[4WD]

◆GX550 Overtrail・2列5人乗り[4WD]

プラットフォームについては、既報の通りトヨタ新型ランドクルーザー250(Toyota New Land Crusier 250)/ランドクルーザー300や、レクサス新型LX600と同じで、ラダーフレームベースのTNGA-Fプラットフォームが搭載され、駆動方式は四輪駆動[4WD]のみ。

トランスミッションは10速ATのみで、最大けん引力はLuxuryとOvertrailが3,500kg、Sport Luxuryが3,130kgと少し低めとなっています。

シートレイアウトについては、エントリーグレードLuxuryと中間グレードSports Luxuryが3列7人乗りのみで、最上位のオフロードグレードとなるOvertrailが2列5人乗りのみとなります。

インテリアの充実度や先進性はLX600よりも新型GXの方が上

インテリアもチェックしていきましょう。

ベースグレードでもLuxuryとかなり優れた装備内容のため、メーターは12.3インチのフル液晶タイプで、ディスプレイオーディオも14インチのワイドタイプ。

ヘッドアップディスプレイや電動パワーシート、フロントシートヒーター/シートベンチレーションなども標準装備されますが、LX600やランドクルーザー300のように指紋認証付きエンジンスタータースイッチは非搭載。

とはいえ、先進装備や予防安全装備などはLX600よりも上になるため、おそらく日本でもLX600の予約をキャンセルしてGX550に心変わりするユーザーも少なくないのではないかと思われます。

なおボディカラーは、LuxuryとSports Luxuryが全7色ラインナップし、Overtrailグレードのみ2色のモノトーンカラーと、4色の2トーンカラーをラインナップするとのこと。

エントリーグレードLuxuryの主要装備をチェック

そしてここからは、グレード別主要装備をチェックしていきましょう。

まず、エントリーグレードのLuxuryは以下の通り。

[エントリーグレードLuxury]

◆排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン

◆10速AT

◆四輪駆動[4WD]

◆3列7人乗りレイアウト

◆リフトアップウィンドウ付きトップヒンジ式テールゲート

◆20インチアルミホイール(フルサイズスペア付き)

◆低域トランスファーケース

◆センターデフロック

◆オートレベリング機能付きLEDヘッドライト

◆ワイヤレスApple CarPlay/Android Autoを備えた14インチディスプレイオーディオ

◆12.3インチフル液晶メーター

◆カラーヘッドアップディスプレイ

◆10スピーカーサウンドシステム

◆ワイヤレススマートフォン充電器

◆ブラックまたはダークグレーの合成皮革シート

◆ランバー機能8way電動パワーフロントシート(メモリー機能付き)

◆フロントシートヒーター/シートベンチレーション

◆2列目シートヒーター

◆トライゾーンオートエアコン

◆ワンタッチ式3列目折りたたみ機能

◆パワーテールゲート

◆USB Type-Cポート(5口)

◆フロント12Vソケット、リヤ220Vのアクセサリーコンセント

◆リアプライバシーガラス

◆リアスポイラー

◆フラッシュルーフレール

◆ドライブモード(3種類)

◆パノラミックビューモニター[PVM]

◆9つのエアバッグ

◆自動緊急ブレーキ

◆アダプティブクルーズコントロール

◆レーンキープアシスト

◆レーンセンタリングアシスト

◆ブラインドスポットモニター[BSM]

◆リヤクロストラフィックアラート[RCTA]

◆タイヤ空気圧監視

エントリーグレードでも十分すぎる装備内容ですね。

2ページ目:新型GX550の中間グレードSports Luxuryと、上位グレードOvertrailの主要装備は?