トヨタ新型プリウス(60系)が遂に復活!バッテリー上がりの主な要因や対策は?納車後12か月点検も完了し「通算7回目」の給油記録もチェック!
やはり直近の新車・新型車のバッテリー上がりは深刻
2023年2月に私に納車されて1年が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius, 60系)2.0L HEV Zグレード[2WD]。
前回のブログでは、本モデルが2回目のバッテリー上がりを起こしたため、JAFさんのお世話になりつつ、最終的にはいつもお世話になっているトヨタディーラーにてバッテリーチェックと合わせて、納車後12か月点検をお願いすることに。
ブレーキ力の低下などについては、やはり電圧降下による影響で正常な動作ができなかった恐れがあり、それに伴って他のドライブスタートコントロールやブレーキオーバーライドシステムなど、バッテリーを必要とする機能がほぼ全てエラーメッセージが表示されたそうです(バッテリーが回復すれば、エラーメッセージなどは消える)。
今回は、プリウスの納車後12か月点検内容に加えて、バッテリー上がりの要因、そして納車後「通算7回目」となる給油・燃費記録を見ていきましょう。
トヨタディーラーにて納車後12か月点検+バッテリーメンテナンスも完了
早速、プリウスの納車後12か月点検内容を見ていきましょう。
【新型プリウス 2.0L HEVの納車後12か月点検(メンテナンスパック12か月)】
[エンジンルーム]
◇パワーステアリングベルトの緩み損傷
◇スパークプラグの状態
◇点火時期
◇ディストリビュータのキャップの状態
◇バッテリーのターミナル部の緩み、腐食
◇排気ガスの色
◇CO/HCの濃度
◇エアクリーナーエレメントの汚れ、詰まり、損傷
◇ファンベルトの緩み、損傷
◇冷却水の漏れ
[室内点検]
◇ブレーキペダルの遊び
◇ブレーキペダルの踏み込んだときの床板とのすき間
◇ブレーキのきき具合
◇パーキングブレーキレバー(ペダル)の引きしろ(踏みしろ)
◇パーキングブレーキのきき具合
◇クラッチペダルの遊び
◇クラッチペダルの切れたときの床板とのすき間
[足回り点検]
◇ブレーキマスタシリンダの液漏れ
◇ブレーキホイールシリンダの液漏れ
◇ブレーキディスクキャリパの液漏れ
◇ブレーキドラムとライニングとのすき間
◇ブレーキシューの摺動部分、ライニングの摩耗
◇ブレーキディスクとパッドとのすき間
◇ブレーキパッドの摩耗
◇タイヤの空気圧
◇タイヤの亀裂・損傷
◇タイヤの溝の深さ、異状摩耗
◇スペアタイヤの空気圧
◇ホイールのボルト・ナットの緩み
[下回り点検]
◇エンジンオイルの漏れ
◇ブレーキホール、パイプの漏れ、損傷、取付け状態
◇トランスミッション、トランスファのオイル漏れ
◇トランスミッション、トランスファのオイルの量
◇プロペラシャフト、ドライブシャフトの連結部の緩み
◇エグゾーストパイプ、マフラの取付けの緩み、損傷、腐食
◇遮熱版の取付けの緩み、損傷、腐食
[推奨定期交換部品及び取替作業]
◇左右フロントワイパーラバー取替え
・エアロワイパーラバー(ケショウバコ)×2◇リヤワイパーラバー取替え
◇ウィンドウウォッシャー液補充
◇タイヤローテーション
◇エンジンオイル、フィルタ交換
・トヨタSP 0W-20(バルク)
・オイルパンドレンプラグガスケット
・オイルフィルター
[無料洗車サービス]
◇手洗い洗車
◇室内清掃
点検内容としては以上の通りとなります。
ちなみに点検時間としては約1時間ほどで、手洗い洗車と室内清掃サービスが付帯すると+20分ほどになります(合計で1時間20分ほど)。
バッテリー上がりの主な要因の特定は難しいが、通信のやり取りが多い機種ほどバッテリーを消費しやすい模様
今回の点検でバッテリーも無事満充電になりましたが、やはり一番気になるのは、何が原因でバッテリー上がりが起きたのか?ということ。
特にどのような機器(例えばドライブレコーダーだとか…)がバッテリーを消費しやすいのか?が気になるところですが、ディーラーからメーカーに対しての問合せしたところ、具体的な特定には至らなかったものの、ディーラー整備士さんが調査してみての見解としては「ナビやインフォテイメント系などの通信」が最もバッテリーを消費しているのではないか?とのこと。
※メーカー公式の回答ではないので、あくまでもディーラー内での見解です
整備士さん曰く、プリウスに限らず直近の新車・新型車では、エンジンOFF後も継続してい自車位置(GPS)の通信やナビの通信などを行っているとのことで、徐々にバッテリーの消費が起きている可能性があるとのこと。
ただ、その消費によってエンジンをかけずにどれだけの期間が空いてしまった場合にバッテリー上がりが起きるのか?というのは一概には言えないとのこと。
話す内容としてはごもっともですし、特に私から販売店さんに追求するようなこともしなかったため、こればかりは定期的にエンジン始動して、2時間~3時間ほど暖気させるとか、1時間ほど走らせるなどを行わらない限りは、これからも同じことを繰り返すことになりそう。
一方でディーラー側でも、やはり最近の新車・新型車でバッテリー上がりが起きている等の報告も受けているという現実を考えると、規定はあれどバッテリー容量を増やす、もしくは通信による電圧負荷を少なくするなどの対策が必要になってくるのでは?との見方もあるようです。
2ページ目:スマートキーの節電モードもバッテリー上がりの対策になる?その方法とは?納車後「通算7回目」となる給油・燃費記録も