世界に存在する過走行車たち!ポルシェ911ターボを40年で120万km(地球30周分)、1度事故したランボルギーニ・ムルシエラゴは40万km、合計300万km以上走らせたトヨタ・タンドラ

世界にはとんでもない過走行オーナーが存在する

過去これまで、様々な過走行車両を紹介してきましたが、今回はその中で最も印象に残っている過走行車両をチェック。

ポルシェ911ターボを40年間乗り続け、その走行距離は120万kmを突破する男性もいれば、とんでもなく維持費がかかるランボルギーニ・ムルシエラゴ(Lamborghini Murcielago)を40万km以上走り続ける男性も。

更には、1か月間の走行距離が1万km以上で、耐久性や信頼性の高いトヨタ・タンドラ(Toyota Tundra)を160万km以上走らせるアメリカ人男性などが登場します。

早速、各過走行車両を見ていきましょう。


おそらく世界で最も走られているであろうランボルギーニ・ムルシエラゴ

まずは、イギリスに存在するオレンジカラーの2008年式となるランボルギーニ・ムルシエラゴLP640-4。

この車、内外装ともにとても美しい個体ですが、実は走行距離が40万kmを突破している、おそらく世界で最も走られているであろうムルシエラゴ。

しかも、40万kmを突破したのは2017年5月(418,000km)なので、あれから7年近くが経過し、このままレンタカーとして継続して活用されていれば、もしかすると45万km~50万kmに到達しているかもしれません。

ちなみにこのムルシエラゴ、過走行車両として世界的に注目されているレンタカーであることから、当時は予約で半年以上先まで埋まっていたこともあり、年間で交換するタイヤの本数は驚きの14本。

ブレーキパッドは、タイヤの交換時に合わせて行っているため、合計で何回交換したのかはわからないとのこと(様々なドライバーが好き勝手に運転するため、すぐにタイヤやブレーキパッドの寿命が来てしまうようです)。

この他にも、トランスミッションは8回も交換され、V型12気筒自然吸気エンジンは3回もオーバーホール済。

しかもこの車両は、2012年にレンタカーを利用した人物が操作を誤ってしまい事故で大破してしまったため、そのときの修理費用は105,000ユーロ(日本円に換算して約1,700万円)とこれまた高額。

あくまでも2017年時点での総額になりますが、燃料代や全てのメンテナンス代、修理、税金、保険代などを含めると、ムルシエラゴに使った維持費は総額591,000ユーロ(日本円に換算して約9,640万円)と報告されています。

つまりは、レンタカーとして活用するには約1億円の維持費が必要になるわけですが、まだまだ継続してレンタカーとして活躍しているのであれば、その維持費は更にとんでもない金額になっているかもしれませんね。

ムルシエラゴよりも更に上を行く!約45万kmも走ったアストンマーティン・V8ヴァンテージ

先程のランボルギーニ・ムルシエラゴのレンタカーも中々に強烈な走行距離でしたが、実はこのモデルよりも以前に、約45万kmを走らせたスーパーカーが存在します。

そのモデルは、オランダのオーナーが所有するアストンマーティンV8ヴァンテージ(Aston Martin V8 Vantage)で、パッと見は美しいエクステリアに見えるものの、実際には計8回も再塗装され、エンジンは4回も載せ替え、更にギアボックスも4回交換されているそうです。

約45万km走らせてのガソリン代や保険代、パーツ交換代などを総額すると3,000万円以上かかっているそうですが、幸い一度も事故を起こしていないことから、オーナー曰く「想定を上回る」ような維持費はかかっていないそうです。

2ページ目:走行距離60万kmを超えるホンダNSXや、40年間運転し続けて120万km以上走ったポルシェ911ターボ、更に累計300万km以上走らせたトヨタ・タンドラも?!