世界に存在する過走行車たち!ポルシェ911ターボを40年で120万km(地球30周分)、1度事故したランボルギーニ・ムルシエラゴは40万km、合計300万km以上走らせたトヨタ・タンドラ

(続き)世界の過走行車両たちを見ていこう

引き続き、世界に存在する過走行車両たちを見ていきましょう。

走行距離は60万km超え!おそらく世界で最も走られているであろうホンダ初代NSX

続いては、ホンダの北米ブランドとなるアキュラ初代NSX。

こちらはオーナーが18年間毎日欠かさず運転し、年間の走行距離は約3万km、総走行距離は67万kmを突破しているとのこと。

ちなみにこの「67万km」という数字は、2023年2月時点での走行距離になるため、あれから丁度1年が経過し、変わらず年間3万km走るほどの過走行ペースであれば、おそらく累計70万kmを突破していると予想されます。

オーナーの情報によると、この車は18年前に走行距離70,000マイル(112,654km)のときに中古車として購入してから、今日に至るまで毎日欠かさず走らせているとのことで、年間の走行距離は20,000マイル(32,186km)と営業車並みの過走行っぷり。

定期的な点検も行っているため、特にこれといった故障も無く、消耗品以外の主要な修理は全く無かったとのことで、アフターマーケットのマフラーやホイール以外は基本的にボーンストック。

オーナーは、まだまだこの車と共に距離を伸ばしていくとのことですが、走行距離100万kmに到達したときのエンジンの耐久性はもちろんのこと、これまでにどれだけの維持費が掛かったのかも気になるところです。


40年以上毎日ポルシェ911ターボを運転し、走行距離120万kmを走破したトンデモオーナー

続いては、1976年式ポルシェ911ターボを所有し、40年以上毎日運転し続け、その結果として走行距離120万km以上を走らせたオーナーを見ていきましょう。

彼は、ポルシェのオフィシャル動画サイト「911Magazine」でも紹介されたBill MacEachernという人物で、通勤の往復はもちろんのこと、休暇のドライブ等全てをこの個体と過ごしてきたそうです。

それだけ911ターボに惚れこんできた彼ですが、約40年間で一度だけ大きな事故を起こしてしまったことがありました。

そのときは、各種パーツの交換や修理(フロントバンパーやアクスル、サスペンションアーム、ドライブシャフト等)が必要となるほどにダメージが大きかったものの、オーナーは即修理することを決断。

修理完了後、喜びを爆発させて往復1,000km以上走らせるとんでもオーナー

修理期間としては約2~3週間とのことで、その間は全く車を乗らず「心に大きな穴が空いてしまった」と語りますが、無事911ターボが手元に帰ってきた当日に、約2日間にわたって往復1,000km以上のロングドライブを実施するほどにアクティビティで、「私にはこの車しかない。この車と共に生きたいんだ」と語っていたことが印象的。

2017年に取り上げられて約7年が経過しますが、年間での走行距離が約7万kmだと換算すると、おそらく2024年時点では160万kmを突破している計算になりますし、間違いなく世界で最も走られている911ではないかと思われます。

ちなみにこの男性、2022年時点でも再び取り上げられ、その時点での911ターボの走行距離は130万km目前まで迫っていたそうです。

新旧タンドラを乗り継ぎ、これら2台の総走行距離は300万km超え!

最後は、文句なしにぶっちぎりの過走行オーナーをご紹介。

アメリカ人オーナーであるビクター・シェパード氏は、元々2007年式のトヨタ・タンドラSR5ダブルキャブを購入し、僅か10年足らずで総走行距離は160万kmを突破。

地球1周が約4万kmなので、約40周分走らせたことになりますが、何とこの後に新たに購入(乗り換え?)した2014年型のタンドラSR5ダブルキャブでも、ぐんぐんと走行距離を伸ばしていることが判明。

所有期間は10年未満ではあるものの、既に走行距離は140万km近く走らせたそうで、年間に14万km以上(月に換算する11,600km以上)走らせていることになるため、立派な過走行車ではありますが、これだけ酷使していても「目立った故障やトラブルがなかった」というのがトヨタの凄いところ。

定期的なメンテナンスは実施していますが、唯一交換したのはオルタネーターとトランスミッションのみとのことで、それ以外は特に無いそうです。

同氏によれば「200万kmは余裕で走れそうだよ」と余裕の表情を見せているそうで、更に100万マイル(約160万km)も2024年内には優に到達できそうとのことです。

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Reference:Autoblog.NL