日産の新型エクストレイルe-POWER(T33)が「納車された当初の不満」は1年以上経過して変化した?車内の質感は私が所有してきたSUVで最も上質

エクストレイル(T33)に対する印象は、1年経過して変化したのだろうか?

2022年12月に私に納車されて1年2か月以上が経過している、日産のフルモデルチェンジ版・新型エクストレイル(Nissan New X-Trail, T33)e-POWER Gグレード[2WD]。

私が所有しているモデルの中でも比較的所有期間が長めの個体になりますが、今回は、本モデルが納車された当初に感じていた不満が、1年以上経過したタイミングで印象が変化したかどうか?を改めて見ていきたいと思います。

納車された当初は「何か使いづらいなぁ…」「何だか残念だなぁ…」と思うことも、普段使いしていくと「意外と良いやん!」と気持ちが変化することもあるため、今回はその答え合わせ的な感じでインプレッションしていきたいと思います。

早速チェックしていきましょう。


雨の日だと、やはりフロントフォグランプの曇りはある

まずは納車された当初から気になっていた、フロントフォグランプレンズの曇りについて。

納車されて1年2か月以上が経過していますが、やはり雨の日や雪の日による外気温の急激な変化、高湿度のときになると、どうしても頻繁的に発生してしまいます。

遠目から見ると特に気にならないのですが、一度気になってしまうのが正直なところで、しかしこれといったトラブルには発展していないため、そのまま放置しているのが現状です。

納車直後にフォグランプのレンズが曇ってる件【新型エクストレイル】【T33】

これについては、いつもお世話になっている日産ディーラー経由でメーカーに問い合わせていただいた結果、正式回答として「ランプ熱などで高温になり、レンズ面が急激に冷えると曇り、結露が発生するものの、ランプの明るさや性能には異常はない」というもの。

またこういった事象は、エクストレイル(T33)に限らずキックスe-POWER(New Kicks)でも発生しているとのことで、今のところ具体的な対策品への交換や、構造変更などの予定はないとのこと。

シートヒーターがレベルMAXまで効くには時間がかかる印象

続いて、エクストレイルのシートヒーターの効き目について。

DセグメントSUVとしては珍しく、運転席・助手席だけでなく後席にもシートヒーターが搭載されていて、おまけに3段階での調整が可能というのも魅力ポイント。

シートヒーターが搭載されているだけでも十分豪華だと思いますが、実際に使用してみると、シートヒーターレベルを「3」にした状態で、実際にシート座面や腰部分が暖かくなるまでにかかる時間は10分~15分ほどとバラつきがあるんですね。

これは1年経過して改めて使用しても印象は変わらずで、「もうちょっと早く暖かくならないもんだろうか…」というのが正直な感想です。

この10分~15分のバラつきが、競合他社に比べてどうなのか?というのも気になる部分かと思いますが、少なからず同じメーカーで私が他に所有する新型セレナe-POWERルキシオン(New Serena e-POWER LUXION, C28)の3段階レベルのシートヒーターに比べると、セレナ(C28)の方が5分~6分ほどで「お尻が熱くなる」レベルで暖かくなりますから、もしかすると個体差はあるのかもしれません。

2ページ目:エクストレイル(T33)の運転席からの見晴らしは?内装の質感は、競合モデルと比べて変わらず上質?