三菱の新型トライトンはサイズの大きさや駐車場問題を理由に売れていない?デリカミニは受注停止ながらも在庫車両が売れている。次期パジェロは?
新型トライトンはハイラックスを競合とする注目の一台だが
2024年2月15日に発売されてもうすぐ1か月が経過する、三菱の1トンピックアップトラック新型トライトン(Mitsubishi New Triton)。
本モデルの月販目標台数が200台なのに対し、発売直後から目標の6倍以上となる約1,300台の受注を獲得していますが、発売から1か月経過した現時点では受注も落ち着いてきているようです。
一見して販売が好調に見えるトライトンですが、とある理由により「売れそうで売れない」状態が続いているとのことですが、その”とある理由”が何なのかチェックしていきましょう。
わかってはいたが、やはりサイズ面や駐車場問題により売れそうで売れていない
私がいつもお世話になっている三菱ディーラーの情報によると、新型トライトンの受注はそこまで好調ではなく、購入を検討しているお客さんの多くが「ボディサイズ」や「駐車場問題」で購入を断念しているとのこと。
特にボディサイズにおいては、エントリーグレードのGLSで全長5,320mm×全幅1,865mm×全高1,795mm、全国のユーザーの9割以上がオーダーしているというGSRは全長5,360mm×全幅1,930mm×全高1,815mmと更にワイド&ロングになるため、中々実用的なサイズ感ではないんですね。
もちろん、こういったピックアップトラックを購入する層は大きく限られるため、その関係もあって月販目標台数が200台と控え目な設定になっていると思うのですが、一方で購入を検討していたお客さんの多くは、「全長が長すぎて車庫・ガレージに入らない」「カーポートに駐車しても大きくはみ出てしまう」といった理由から、泣く泣く断念している人も少なくないようです。
そのため、私が住んでいるエリアの三菱ディーラーでは、初期ロット生産の約10台分が振り分けられましたが、2024年3月時点で10台全て完売しておらず「6台」のみの受注となっているようです。
デリカミニは既に受注停止だが、在庫車両が売れに売れている
続いては2023年5月に発売されて、もうすぐ10か月が経過しようとしている新型デリカミニ(New Delica Mini)。
ベースとなるモデルは、スーパー軽トールワゴンのeKクロススペースをビッグマイナーチェンジすることで、エクステリアデザインはもちろんのこと、足回りも独自の味付けにしたアウトドアテイストな一台となっています。
そんなデリカミニも、2024年3月時点で累計生産台数3万台を突破しているとのことですが、現時点での新規受注はストップしており、同年5月に初の一部改良に向けた生産調整が行われているとのこと。
もうすぐイヤーチェンジのため、現行の在庫車両の値引き・割引きも大きいとのことから、在庫車両も次々売れて好調だとか。
季節的にもスタッドレスに履き替える必要がないため、スムーズに即納可能も大きい
在庫車両であれば、納期も1か月以内とかなり早いですし、時期的にも雪解けでノーマルタイヤのまま納車可能ですから、わざわざスタッドレスタイヤホイールを購入する必要も無く、タイミング的にも売りやすいのかもしれませんね。
ちなみに、一部改良版では内外装デザインの変更は特になく、あくまでも法規制対応とボディカラーの見直しがメインとなり、一部噂ではセキュリティ関係のアップデートもある?とのことですが、この点はまだ未確認のため、詳細が明らかになりましたら情報共有できればと思います。