遂に新型ヴェゼルの納期が「最短1か月」に大幅短縮→マイナーチェンジに向けた生産調整か…オデッセイは納期長期化!ホンダが2024年3月「2回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

今回の工場出荷目途は、主力モデルを中心に大きく変化しているようだ

ホンダが定期的に更新している、既存ラインナップモデルの工場出荷目途ですが、今回は2024年3月「2回目」となる最新工場出荷目途一覧が更新されています。

今回の工場出荷目途では、主力モデルとなっている新型ヴェゼル(Honda New VEZEL)やZR-Vに加え、中国生産となった一部改良版・新型オデッセイ(New Odyssey)の出荷目途が大きく変化しているようです。

この他にも、新型ヴェゼルの出荷目途が大幅に短縮されている背景には、2024年4月末にビッグマイナーチェンジを控えているためだと考えられ、こちらの詳細についても触れていきたいと思います。


いよいよマイナーチェンジ版・新型ヴェゼルの受注開始まで1か月を切った!

まずは、ホンダの主力モデルともいえるBセグメントSUVの新型ヴェゼル(Honda New Vezel)。

フルモデルチェンジ後”初”となるビッグマイナーチェンジ版が、2024年4月末に発表・発売される予定ですが、その前の同年3月下旬より、グレード別価格帯が判明し、見積もり作成並びに先行受注受付けを開始する予定です。

具体的なグレード構成としては以下の通りで、e:HEV Z PLaYパッケージのメーカーオプション内容もかなり充実していますし、何よりもPLaYで四輪駆動[4WD]が選択できるのも魅力だと思います。

【(2025年)新型ヴェゼルのグレード構成一覧】

◇ガソリンG[4WDのみ]

◇e:HEV X[2WD/4WD]

◇e:HEV Z[2WD/4WD]


[メーカーオプショングレード]

◇e:HEV X HuNT Package[2WD/4WD]
・HuNT専用インテリア
・撥水・撥油ファブリックシート
・ルーフレール
・16インチアルミホイール(ガンメタリック仕上げ)

◇e:HEV Z PLaY Package[2WD/4WD]
・PLaY専用インテリア
・2トーンカラー

◇e:HEV Z PLaY Package[2WD/4WD]
・PLaY専用インテリア
・2トーンカラー
・プレミアムオーディオ(10スピーカー)
・パノラマルーフ

グレード別の変更・改良ポイントもかなり豪華に

ちなみに、今回のビッグマイナーチェンジで変更・改良されるポイントは以下の通りとなりますが、予防安全装備Honda SENSINGも大幅にアップデートされるため、商品力が向上するだけでなく、車両本体価格も10万円以上の値上げになることが予想されます。

何気にフロントライト・リヤテールランプ意匠がフルLED化するのも重要トピックスだと思いますし、この点も価格アップのきっかけになっているのではないかと思います。

【(2025年)マイナーチェンジ版・新型ヴェゼルの変更・改良ポイント一覧】

[全グレード共通]

◆フロント・リヤバンパーデザイン変更

◆リヤウィンカーのLED化によるフルLEDを標準装備

◆衝突軽減ブレーキ[CMBS]の性能向上

◆車線維持支援システム[LKAS]の性能向上

◆渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール[ACC]の性能向上

◆トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)を標準装備

◆急アクセル抑制機能を標準装備

◆ボディカラーの変更


[ガソリンG]

◆四輪駆動[4WD]のみ

◆本革巻きステアリングホイール標準装備

◆パドルシフト標準装備

◆運転席・助手席シートヒーター標準装備

◆4.2インチ液晶 → 7.0インチ液晶メーター標準装備


[e:HEV X]

◆本革巻きステアリングホイールを標準装備

◆e:HEV X HuNT Packageのメーカーオプションを追加


[e:HEV Z]

◆アダプティブドライビングビーム[ADB]を標準装備

◆e:HEV Z PLaY Packageのメーカーオプションを追加

もちろん、この他にも乗り心地や静粛性、アクセルレスポンスといった”見えない部分”での改良も施される予定なので、ヴェゼルの商品力向上には大きな期待ができそうです。

2ページ目:ホンダの2024年3月「2回目」の工場出荷目途はどのように変化した?