フルモデルチェンジ版・三菱の新型ランサーが復活?!「ランサースポーツバック」なる商標が出願!VAB型のスバルWRX STIが高額値で転売される時代に…

現時点では詳細不明だが、どうやらアメリカ特許商標庁に出願されたようだ

過去これまで、三菱のフルモデルチェンジ版・新型ランサーエボリューションⅪ(Mitsubishi New Lnacer Evolution Ⅺ)が復活する?といった噂が浮上し、更に完成イメージレンダリングが公開されてきましたが、今回はランサーシリーズに関する新たな商標が、アメリカ特許商標庁に出願されました。

USPTOに申請されたのは、「ランサースポーツバック(Lancer Sportback)」と呼ばれるもので、過去に三菱が販売したギャラン・フォルティス・スポーツバックを彷彿とさせる名称であり、おそらくはスポーツセダンというよりも、日常使いできるようなステーションワゴンもしくはハッチバックモデルになるのではないかと予想されます。


アメリカ特許商標庁に出願された「LANCER SPORTBACK」

こちらが今回、USPTOに出願された三菱ランサースポーツバック(LANCER SPORTBACK)の商標データ。

この商標出願は、2024年3月12日に出願されたもので、現時点ではどのような目的で出願されるかまでは不明ながらも、おそらくは将来的にアメリカ市場向けとしてラインアップモデルが追加される可能性が高そう。

なお三菱は、過去に日本でも販売されていたギャランフォルティス(別名:ランサー)の派生モデルで、5ドアハッチバックスタイルとなるギャラン・フォルティス・スポーツバックをラインナップしていましたが、もしかすると同系統のモデルがアメリカ市場向けとして市販化される可能性も考えられそう。

日産スカイラインなどのように、商標権を維持するために?

一方で、今回の商標出願は、ライバルが象徴的な名前を盗めないようにするため、知的財産を保持する手段として、過去に販売された車の名称を継続的に商標登録することは珍しいことではないことから、あくまでも「先に名称を維持」することを目的とした出願ということも考えられそう。

アメリカでは、知的財産法により「商標は10年ごとに更新することが義務付けられている」ため、三菱は2014年に元の商標の所有権を延長するためにこの手続きを行っていることを考えると、あくまでも商標権を維持しておく?ということなのかも(つまりは新規ラインナップモデルとして登場する可能性は低い?)。

あともう一つは、アメリカ市場向けとしても販売されていたミラージュ(Mirage)とミラージュG4、そしてアウトランダースポーツ(Outlander Sport)が生産終了するために、これらのモデルを穴埋めするために、ランサースポーツバックが登場するのでは?といった見方もあるそうですが、現時点では何とも言えないところ。

仮にそういったモデルが登場するとして、今後は東南アジアを中心に、トラックやSUV等に注力する三菱が、スポーツモデルやハッチバック系を追加ラインナップするかは疑問に思うところです。

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