フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードの商品力がヤバいな…「リアクーラーはまさかの後席用空調機能付き→注意すべき点も」「3列目シートはアタッチメント付き」等

実車勉強会から明らかになった、次期フリードの細かな特徴

2024年5月9日に内外装デザインやグレード構成、主要装備などが明らかとなるホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード(Honda New FREED)。

今回、本モデルに関するメーカー主催の製品勉強会が、2024年4月中旬より開催されており、その勉強会に参加されたスタッフさんからの情報をもとに、かなり細かい情報を入手しましたので、その中身をチェックしていきたいと思います。

これまでの情報以上に、「えっ、そんな機能まで備わっているの?」といったサプライズもあるので、競合モデルのトヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)と新型フリードで悩んでいる方は、少しでも参考になりましたら幸いです。


スマートキーでの開け閉めは、現行2代目と同じ

まずは、新型フリードのフロントドアのキーロック/アンロックについて見ていきましょう。

スマートキーでの開け閉めについては、現行2代目同様に、ドアハンドルを握ることで解錠(アンロック)となり、ロックする際はアウター部分のプッシュスイッチを押すことで施錠(ロック)される仕組みになっています。

ここはてっきり、新型フィット(New FIT4)やステップワゴンなどと同じように、人感タッチ式での施錠になるかと思っていましたが、まさかのWR-VやN-BOXと同じボッチタイプとのことです。

メーターデザインやレイアウトは、ほぼフィット4と同じ

続いてステアリングスポークとメーターデザインについて。

ステアリングホイールは、フィット4同様に2スポークタイプですが、センターホーンだけ丸形ではなく六角形になるとのこと。

そしてメーターについては、7インチの液晶+LCDタイプ(両サイドに燃料目盛りなどの情報有)で、メーターのアニメーションもほぼフィット4と同じだそうです。

シート形状が変更され、よりマイルドな座り心地に

続いて、新型フリードのシート形状についてですが、現行2代目と比べて、両サイドのサポート部分がよりワイドになり(着座面積が大きくなった?)、大柄な方が座ってもタイトに感じないような作りに仕上げられているとのこと。

またシートの座り心地についても、現行2代目に比べて柔らかいそうで、感覚的には上質なソファーに座っているような感じなのだそう。

3列6人乗り用のリアクーラーは、まさかの空調機能付き!

続いて、新型フリードAIR EX・3列6人乗りと、CROSSTAR・3列6人乗りにのみメーカーオプション設定されるリアクーラーですが、てっきりエアコンの吹き出し口(ベンチレーション)のみだけかと思いきや、まさかの空調機能付きというサプライズ!

リアクーラーのレイアウトとしては、上の画像の先代RF型のステップワゴンに採用されていた、中央横一列のエアコンの吹き出し口(ベンチレーション)とエアコン用のユニットが設けられ(少し下側に張り出している)、更に温度調整や風量調整といった後席用の空調スイッチも搭載されているとのこと。

てっきり、エアコンの吹き出し口は新型ステップワゴンのように”サイド”に設けられるものだと思っていましたが、まさかの中央横一列だったとは‥

ただその一方で、注意しなければならないことも一つあります。

リアクーラー付になると、後席モニターとの同時装着ができない

既にお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、3列6人乗りのリアクーラー付を選択した場合、ディーラーオプションの後席モニター(リアモニター)を装着することができないんですね。

この点は、トヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)の天井サーキュレーターと後席モニターが同時装着できないのと同じなので、どうしても後席モニターを搭載したい場合は、3列6人乗りの(リアクーラー)メーカーオプション無しか、2列5人乗り、もしくは3列7人乗りを選択する必要があります。

2ページ目:新型フリードの3列目シートの跳ね上げ構造が大幅進化!一体どのように進化したの?