最近のレクサス車は魅力が無くなってきたな…トヨタとの差別化が薄れつつあり、デザイン・装備共に中途半端で「トヨタのガワを変えただけの車」に?

私が直近のレクサスの新型車を購入しなくなった理由も「レクサスに魅力を感じない」から

トヨタのラグジュアリーブランドとなるレクサス。

最近では、トヨタのBセグメントSUVモデルとなるヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)のレクサス版という形で、新型LBXが発表・発売され、その後はアルファード(New ALPHARD)/ヴェルファイア(New VELLFIRE)のレクサス版として新型LM500hが発表・発売されました。

レクサスモデルは基本的に、トヨタ車をベースにしつつもレクサスブランドとしての立ち位置を考慮して、製品品質や装備、見た目、乗り心地などを差別化してきましたが、ここ最近のレクサスとしての魅力が無くなり(レクサス車購入後のアフターフォローやおもてなしなどのサービス面は一旦考えないものとする)、トヨタとの差別化も薄らいできたように感じます。


トヨタの商品力が高くなってきたことも要因?

なぜレクサス車の商品力・魅力が無くなってきたのか?を考えてみると、そもそものベースとなるトヨタ車の完成度や魅力が高くなり過ぎているのでは?という見方も。

見た目でわかる例としては、12.3インチフル液晶メーターの採用や、12.3インチ~14インチの新世代コネクティッドナビを採用した巨大ディスプレイオーディオ、更にはグロバール展開を意識した18インチ~21インチの大口径タイヤアルミホイールを採用。

一方で見た目でわからない例としては、予防安全装備・ドライビングサポートのToyota Safety Sense、トヨタチームメイト・アドバンスドパーク/アドバンスドドライブなどが挙げられますが、こうした装備や機能がトヨタ車でも充実化してきました。

そして見た目で分かりやすいのが、メーターやステアリングホイール、大型ディスプレイオーディオ、センターシフト周りなど、いわゆる内装のレイアウトや質感において、トヨタもレクサスもほぼ共通化されているのでは?と思わせるほどに差別化がほとんど無し。

そして新型NX/RX/RZといった主力モデルにおいては、トヨタ・ハリアー/グランドハイランダー等の方がメーターデザインや安全装備など「先を行く」ような先進性と装備を持ち合わせているため、「レクサス車を購入したい」と思わせるような魅力が薄らいでいるようにも感じるんですね。

レクサスの旧世代インフォテイメントシステムの方が、トヨタとの差別化を上手く表現できていたと思う

まだ、旧世代インフォテイメントシステムを継続しているレクサスISやRCのように、リモートタッチシステム(タッチディスプレイも使用可)やアナログクロックがあったほうが、トヨタと上手く差別化されているように感じるのですが、これらの機能すらも淘汰され、おそらく次世代IS/RCでは廃除されるのだと推測。

こうした機能を廃止にしてまで、レクサスブランドを強く謳う必要があるのだろうか?と疑問に思う昨今ですが、トヨタとの差別化が薄らいでいるなかで「今レクサス車を購入する価値は?」「レクサスの優位性はどこにあるのだろう?」と思ってしまうんですね。

2ページ目:現代のレクサスこそ、昔から揶揄された「トヨタのガワを変えただけの車」と思われても不思議ではない?