【今までありがとう】マツダ現行MAZDA2のディーゼル車が2024年9月で国内生産終了へ!MAZDA3やCX-60等のディーゼルモデルはどうなるの?

どうやらMAZDA2のディーゼルモデルは、全体の1割程度しか売れていないようだ

2024年7月10日、マツダ公式がエントリーコンパクトカーでお馴染みとなる現行MAZDA2のディーゼル車を「2024年9月で国内生産終了する」ことを明らかにしました。

これは国内メディア・日本経済新聞が取材し報じたもので、ディーゼルモデルの販売台数が少ない上に、2024年10月から課される新たな排ガス規制に対応すると採算が合わないと判断したからだそう。

ちなみに、MAZDA2のディーゼルモデルは全グレードの中で1割程度の売り上げだったとのことで、今後はガソリンエンジンを主体としつつ、将来的にはハイブリッドモデルを追加する可能性もあるようです(欧州では既にヤリスのOEMモデルとしてハイブリッドモデルのみがラインナップされている)。


あくまでもディーゼル車が廃止となるのはMAZDA2のみ

ちなみに今回の報道では、あくまでもディーゼル車の国内生産が終了するのはMAZDA2のみであり、その他にラインナップされているMAZDA3やCXシリーズなどのディーゼルモデルは継続して生産を続けるとのこと。

なお、2024年10月からの新しい排ガス規制の中身においては、以下の通り排ガスに含まれる窒素酸化物の基準が厳しくなり、対応するにはディーゼルエンジンの改良が必要になるとのこと。

ディーゼルエンジンまたは直噴式ガソリンエンジンを搭載する車両総重量3.5t以下の自動車に、PN基準の排出ガス規制を適用

適用日は、ディーゼル車の新型車が2023年10月1日より、同じく継続生産車が2025年10月1日より、ガソリン車の新型車が2024年10月1日より、同じく継続生産車が2026年10月1日より適用される

via:BSRWeb

ディーゼル車は低燃費ではあるものの、ガソリン車よりも価格が高いことが挙げられ、先ほどもお伝えした通り、MAZDA2の国内販売に占めるディーゼル車の割合は直近で1割程度に落ち込んでいるため、改良型を販売したとしても採算がとれないの現状なのでしょうね。

MAZDA2のディーゼル車は、山口県・防府工場のほか、タイでも生産していますが、現地の規制に対応しているタイでの生産販売は当面続けるとのこと。

そしてマツダは、1.5L~3.3Lにかけて4種類のディーゼルエンジンを手がけていますが、このうち1.5Lのディーゼルエンジンはマツダ2のみで、残る3種類のエンジンを搭載した車種は生産を続ける計画となっています。

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