ホンダ新型フリード e:HEVクロスター(GT6)にて往復 約540kmの長距離移動インプレッション!「えっ、あの機能が使えなくなった?」「まさかのガス欠寸前?」等
今回の長距離移動で新たな発見があった新型フリード
2024年6月に私に納車されて1か月以上が経過した、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEVクロスター(Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)3列6人乗り[2WD]。
前回のブログにて、往復 約540kmのうち往路 約300kmの高速道路を中心とした長距離移動に関するインプレッション記事を公開しました。
今回は、残りの復路を中心としたインプレッション記事を紹介していきたいと思います。
新型フリードの夜間時の視界は良好!ブラインドスポットインフォメーション[BSI]も便利
まずは、新型フリードでの夜間走行時について。
大きなフロントウィンドウに対し、Aピラーの傾斜角が大きくなったためか、運転席からの見晴らしはもちろんのこと、左右の死角もあまり感じられず快適に。
おまけに片側2車線の下道や高速道路では、新型より採用されたブラインドスポットインフォメーション[BSI]のおかげで、左右後方に向けて首を動かすことなく、サイドミラーを確認するために目を動かすだけで死角の有無が確認できているので、この点はとても便利に感じたところです。
アダプティブクルーズコントロール無しでのハンドル支援が使えない
続いて、個人的にちょっと残念に思ったのがハンドル支援。
いわゆるレーントレース機能のことを指しますが、ZR-VやシビックタイプR(New Civic Type R, FL5)、ステップワゴン(New STEPWGN)などのHonda SENSINGだと、アダプティブクルーズコントロール[ACC]を使用しなくとも、単体でレーントレーシング機能が使用できていました。
しかしながら、新型フリードではレーントレーシング機能を単独で使用することができず、アダプティブクルーズコントロール[ACC]との同時使用じゃないと機能しないことが判明。
特に片側1車線でカーブが多めの高速道路だと、ACCを利用せずにハンドル支援が使えて快適だっただけに、この点が他のメーカーにはできないホンダの強みだったのに…
なぜフリードでは単独での利用が不可なのか気になる所です。
90km/hの速度でもEV走行できるe:HEVの凄さ
続いて、今回の高速道路走行で個人的に驚いたのが、90km/hの速度域でもEV走行が可能だということ。
つまりは、ガソリンを消費することなくEVだけの力で走れることを意味しますが(下り坂ではなく平坦な道)、まさか90km/hという速度域で、しかもACC活用時にEV走行できるとは…
先代フリードのシングルモーターでは実現できなかった高速域でのモーター走行ですが、デュアルモーターによるe:HEVシステムが採用されたことで、より力強くも滑らかな加速感が得られるだけでなく、こうした高速道路でもEV走行の幅を広げてきたのは素晴らしいところ。
ただ高速道路だと、驚くような燃費性能が得られるわけではないので、この点はトヨタ新型シエンタ(Toyota New Sienta)のハイブリッドシステムに敵わない部分ではあるものの、一方で静粛性や快適性、そして突き上げを抑えた安定感のある走りがフリードの強みでもあるため、その点で高速道路走行時の安心感は飛躍的に向上したのではないかと思います。