アメリカ調査機関が「40万km以上走らせられる可能性の高い車ランキング」を公開!何と上位5車種に新型タンドラやセコイアなどトヨタが独占!
改めてトヨタの品質や信頼性、耐久性は高いレベルにあるようだ
アメリカの調査機関iSeeCarsが、2024年最も寿命の長い車を発表。
厳密には「250,000マイル(40万km)以上走らせられる可能性の高い車ランキング」を公開しているわけですが、どうやら調査台数は4億200万台という途方もないデータ数で、そのなかで40万kmを超えて走らせられる可能性がある車両は、僅か8.6%しかないことが発覚。
しかも40万kmを超える車の多くがトヨタ車であることも明らかになっており、アメリカでの調査でありながらも「アメ車は意外と耐久性や信頼性、品質がそこまで良くない?」といった調べも出ているようです。
具体的にどういった車両たちが40万km以上走らせられる可能性が高いのか見ていきましょう。
あくまでも40万km以上走らせられる”可能性が高い”だけであり、確実というわけではない
今回、iSeeCarsが公開しているランキングにおいて「40万km以上走らせられる可能性が高い」と題していますが、必ずしも40万km以上走らせられるというわけではないので注意(走り方や条件などによっては厳しいものもあるかもしれないため)。
そして、40万km以上走らせても廃車にならない可能性が高い車両の王者がトヨタ・タンドラであり、その可能性は36.6%と平均値の8.6%に比べると4倍以上。
この他にも、ホンダやレクサスといった国産ブランドはもちろんのこと、シボレーやGMCといったアメリカブランドもランクインしていますが、上位のほとんどがトヨタで占められているのは「相変わらず世界のトヨタは凄いな…」と思わせるものがあります。
40万km以上走行できる可能性の高い車両は?
先にネタバレにはなってしまいましたが、まずは40万km以上走行できる可能性の高い車両ランキング30を見ていきましょう。
【40万km以上走行できる可能性の高い車両ランキング30】
- トヨタ・タンドラ・・・36.6%
- トヨタ・セコイア・・・36.4%
- トヨタ・4ランナー・・・26.8%
- トヨタ・タコマ・・・26.7%
- トヨタ・ハイランダーHEV・・・25.9%
- ホンダ・リッジライン・・・25.8%
- シボレー・サバーバン・・・22.0%
- トヨタ・アバロン・・・22.0%
- レクサスGX・・・20.7%
- シボレー・シルバラード1500・・・18.8%
- GMCユーコンXL・・・17.9%
- シボレー・タホ・・・17.7%
- ホンダ・パイロット・・・17.5%
- ホンダ・アコード・・・16.6%
- GMCシエラ1500・・・16.1%
- フォードF-150・・・15.8%
- トヨタ・ハイランダー・・・15.7%
- 日産タイタン・・・14.8%
- GMCユーコン・・・14.6%
- ホンダCR-V・・・13.9%
- トヨタ・カムリ・・・13.5%
- フォード・エクスペディション・・・13.1%
- ホンダ・アコードハイブリッド・・・13.1%
- 日産パスファインダー・・・13.0%
- トヨタ・プリウス・・・12.6%
- 日産アルマーダ・・・12.6%
- マツダCX-9・・・12.4%
- アキュラMDX・・・11.9%
- ホンダ・オデッセイ・・・11.5%
- ラム1500・・・11.5%
平均・・・8.6%
以上の通りとなります。
やはりトヨタ強し…上位5車種が全てトヨタで独占
乗用車全てを含めてのランキングにおいて、最も耐久性の高い車のトップ5をすべてトヨタが独占しており、4ランナーやタコマ、ハイランダー、タンドラ、セコイアとお馴染みの中型車・大型車がランクイン。
いずれも40万kmに達する可能性が少なくとも26%あり、セダンタイプのアバロンやレクサスGXはそれぞれ8位と9位、ハイランダーは17位、カムリは21位、プリウスは25位と全体的にトヨタが多め。
上位30車種のうち30%を占めるトヨタは凄いな…
先程のランキングにある通り、トヨタ製が上位30車種のうち10車種を占めたということになりますが、これはどのライバルメーカーも真似できない偉業であることは確か。
この他にも、日本ブランドとなるホンダ/アキュラもトップ30の内7つのモデルがランクインしていて、GMは6つのポジションを獲得していますが、改めて日本製の品質や信頼性、耐久性が高いことを上手くアピールできているようにも感じられます。
もしアメリカで販売されていないランクル300も導入されていたら、ランキングは更に凄いことになっていたかも…?
もしここに、アメリカでは販売されていないランドクルーザー300などが含まれた場合、果たしてどの位置ランクインしてくるのかも気になるところではあります。
なおiSeeCarsのアナリストであるカール・ブラウアー氏は、「現代の車はより耐久性が高くなっており、30のモデルで25万マイル走行できる可能性は12%~36%ある」と述べ、「多くの消費者は、車の使用可能寿命は10万マイル(161,000km)で終わると考えています。しかし、今年のリストの上位9台の車は、25万マイルに到達する可能性が20%以上あります」と説明し、近年制御が複雑化する車両であっても耐久性はどんどん向上していると説明しています。